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孤独死や孤立死現場での新型コロナウイルス感染との関係

昨年からの新型コロナウイルスの猛威によって、世界中の人々のライフスタイルが一変しました。

日本では新型コロナウイルスの感染が少し収まっている状態ではあります。

終息に近づいているのかなぁとも思ってしまいますが、基本的な感染症対策を講じて引き続き生活していくしかありませんね。

昨年夏からの度重なる緊急事態宣言期間中や、蔓延防止期間などでも私たちの仕事である特殊清掃の現場は続いていました。

もしかしたら、新型コロナウイルスに感染している人が孤独死しているケースも疑わざるを得ないケースも沢山ありました。

特殊清掃の現場では感染症対策の一環として、基本防護服を着用して作業することになります。

SCS特殊清掃ケアサービスの社員全員が、感染症対策の座学勉強して取得したのが民間資格ですが、

医療機関や大手製薬会社等の企業の社員さんも取得している【医療環境管理士】の資格試験に合格しています。

その資格が無ければ特殊清掃の現場作業をする事は出来ないわけではありません。

SCS特殊清掃ケアサービスの社員全員が、何故その資格を取得したのかと言いますと、

誰よりも感染症の恐ろしさを勉強することによって、全て理解したかったからです。

目に見えないリスクなので危機管理をもって特殊清掃現場に臨むわけですから、全ての社員が感染症に

羅漢するリスクは限りなく低いわけです。

新型コロナウイルス感染症が広がってから、孤独死現場にまず初めに入って御遺体の確認をされる消防や警察、鑑識が

以前とは違う、完全防護服状態で対応されているそうです。

コロナかもしれないという可能性があるからだそうです。

SCS特殊清掃ケアサービスの社員全員が医療環境管理士の資格で勉強してきたことのひとつに

ウイルスと細菌の違いがあります。

その大きな違いは最近は宿主(ここでは動物・人間)が死んでも細菌は自ら増殖することが出来るのに対して、

ウイルスは宿主が死ぬとウイルス自体が生きた細胞の中でしか、自ら増殖できないので死滅するという事です。

新型コロナウイルスの研究でもまだまだ正確な時間数は確定されていません。

しかし間違いなくウイルスは生きた細胞の中でしか増殖する事が出来ないので、時間が経てば死滅します。

孤独死や孤立死現場で時間が経って発見されたご遺体が、生前に新型コロナウイルスに感染していて、

それが原因でお亡くなりになったとします。

しかし時間が経って発見されたご遺体にはおそらく新型コロナウイルス自体は死滅していると思います。

それでもウイルスよりも大腸菌やその他細菌に汚染されているので、感染症に羅漢しないために防護服を着用するわけであります。

新型コロナウイルス感染症が猛威を振るってからの孤独死現場では、もしかしたら新型コロナウイルスに感染して、コロナだと

気づかずに容態が急変してお亡くなりになられた方もいたのかもしれません。

特殊清掃を今年一年間振り返り、私自身が気になったことがあります。

特殊清掃が終わり、依頼者様から遺品整理や残置物処分を頼まれることがあります。

遺品整理の作業とはお亡くなりになった方の家財を一つずつ確認しながら、書類関係もひとつづつ必ず目を通します。

その際に孤独死や孤立死現場でよく見かけるのが、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種券です。

私が今年見てきた孤独死現場で、新型コロナウイルスのワクチンの未接種者の方が90%以上でした。

中には大勢封筒自体も開封していない方もいました。

高齢者程重傷者が増えるので、ワクチン接種を早くから優先的に接種券も配られていましたが、もしかしたら

関係もあるのかもしれませんね。

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