奈良での自殺(自死)現場の特殊清掃作業
- 作業:
- 人数:
- 日数:
今回の現場は奈良市でのとあるマンションの一室でトイレで自らの手首を包丁で切られたそうで、
大量の出血が室内全体に拡散していました。
手首をカッターで切り込みいれるのではなく、包丁で手首を切るというのは
想像がつくと思いますが大量の出血と共に激痛、意識がもうろうとする中でベットにて絶命されていたようでした。
大家さんが凄く良い方のようで血液の洗浄と消毒を徹底してくれたらその他の家賃保証であったり
原状回復はしなくてもよいとの事。ご遺族様は身内の方のとてつもなく哀しい不幸の中に
本当に良かったとおっしゃられていたのが印象的な現場でした。
我々はお亡くなりになられた方がなぜ自らの死を選んだのかはわかりませんが
残された大量の血液の海と、もがきくるしみながら触れていった壁の手形などをみて只々合掌するのみ。
哀しい死の痕跡を消して現場を後にしました。