作業事例

大阪市西区で特殊清掃

作業:
特殊清掃
人数:
3名
日数:
1日

大阪市西区で特殊清掃作業を行いました。

SCS特殊清掃ケアサービスです。

孤立死や孤独死などのいわゆる、変死現場の特殊清掃の依頼が年々増えています。

その中でも毎年件数が増えているのが自殺された場所での特殊清掃です。

自殺といっても様々な方法で亡くなっており、一般的に多くみられがちなのが、いわゆる首吊りでの自殺。

私がふと今まで経験した自殺現場を数えるのも嫌になるくらいに沢山あります。

そのさまざまな方法を思い出すのもその時の感情を思い出すようで怖くなります。

最近でも部屋中が血まみれになりその血液痕の多さが、確実に死へと向かった故人の覚悟が見えた現場でした。

特殊清掃によって大抵は見た目は綺麗にはなります。

これが血液だけで済めばまだ良いのですが、亡くなって時間が経ちすぎると、ご遺体が腐敗することになり、

腐敗した身体からは体液が腐った状態で漏れ出てきます。

【正確には人が腐って溶けてドロドロになった】

こうなると簡単には見た目も良くはなることはないし、臭いの問題も出てきます。

臭いの問題を解決するためには特殊清掃と、消臭の質の高い技術が必要になってくるわけです。

先日の現場、若い方が賃貸マンションのユニットバスで自死されており、2週間後に発見。

共有部に強烈な死臭と腐敗臭が漏れ出ていたために、通報が入り発見に至った。

依頼者は管理会社 遺族側とは今後大変沢山の賠償等の話もあるようであった。

ユニットバスで亡くなると見た目は綺麗に元の状態に戻すこともできるのだが、

一番の問題が、【臭い】である。

ユニットバスの素材が大抵はFRPという樹脂でできているのだが、すごく小さな凹凸が沢山あって、

臭いの成分がその中まで入り込んでしまう。

そうなると消臭作業自体が不可能になり、今後そのユニットバスを使用することはできなくなります。

ユニットバスを解体して新しく入れ替えることになります。

そうなると遺族さんの負担額も大きく膨れ上がります。

死にたいと思う人が、後の事をそこまで気にかけて思いとどまる事は無理なのかもしれませんね。

哀しい現場です。