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犯罪被害者支援

SCS特殊清掃・ケアサービスの林田です。

孤独死というのが社会問題になっていますが、基本的には自然死です。その人の生活状況やそれまでの人間関係によって、発見が遅れる日数には差がでてきますが、ある程度はご遺族様(なかには身寄りのない方や、疎遠になってしまった方もいらっしゃいますが)のなかでもしょうがないと割り切れる部分があると思います。

こうした孤独死の後の場所の片付け・清掃とは別に、特殊清掃の場合、自殺や犯罪による場所の片付け・清掃もあります。犯罪によって、ご遺族になってしまった場合、犯罪被害者支援として、警察庁では相談窓口や、各種の補償などの制度を設けています。またそれとは別に犯罪被害者支援のための団体などもあって、そこで支援などを行っている場合もあります。殺人事件などに遭遇することは確率的には低いですが、普通に生活していても事件に巻き込まれることはあります。怨恨などによる殺人が動機としては一番多いといわれますが、全く関係なく通り魔的な殺人や、突発的な殺人なども世の中発生することはあります。警察庁でも犯罪被害者の方に対するサポートはどんどん拡張するような流れにはあると思います。しかしいかんせん税金である以上、予算の壁というのは存在します。また交通事故のように保険でお金を支払われるといったことがありません。(民事による損害賠償は可能かもしれませんが、資力が無ければ支払ってもらえません。)海外では寄付などの行為については日本より意識が高いように感じます。日本でも地震や大雨などの被害の際に、芸能人や有名人の方の多額の寄付が話題になったりします。災害などの場合は、ニュースバリューが大きいので、いたるところから寄付が多くなりますが、いかんせんこうした犯罪被害者支援の寄付については、継続的な話題になりにくいものです。もちろん、お金で気持ちが晴れることはありませんが、生活基盤を失って、生活に困るといったことがないようにしていくことは必要です。こうしたことがあると知ってもらうことが重要ですよね。私も一助になるようなことをしていきたいです。

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