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虫たちの楽園【ゴミ屋敷】の撤去を行いました。

先日、いわゆるゴミ屋敷の撤去作業を行いました。
間取りは2Kのアパート、
ゴミの量は、手前のキッチンと居室は膝くらいまでの高さ、
奥の居室は胸の高さまで山積みになっていました。

例の「ペットボトル爆弾」もたくさんあり、
なかなか骨の折れる現場でしたが、
始めのうちは、上の方に折り重なった
「乾いたゴミ」を次々にゴミ袋に入れていく作業がメインで
スムーズに進んでいきました。

様子が変わってきたのは、ゴミの下層部分にさしかかってからです。
冷蔵庫の横の当りのゴミをどけると、
アリ塚ならぬゴキ塚が…
おびただしい数のチャバネゴキブリたちがうごめいていて
思わず悲鳴を上げました。
さらに、ゴミの下層部分を掘り起こすたびに
湿ったゴミの間をチャバネゴキブリたちが走り回り、
同じくゴキ塚も何カ所か発見しました。
そして、部屋の隅には、
巨大なクロゴキブリが鎮座するエリアもありました。
不思議なことに、このお部屋の虫たちは、
私たちが日常で接するゴキたちと違い、
あまり警戒心がなく、発見されても、落ち着いていて
逃げるそぶりを見せません。
さながら、森を散策していて、
ひょいっと石をどけたときに見つけた昆虫たちのような、
一瞬驚きはするものの、
「ここは私たちのねぐらですが、何か?」
とでも言わんばかりの落ち着き方で、
部屋の最下層部には、家主の生活圏とは別の、
「虫たちの楽園」が広がっているようでした。

そういえばこちらのお宅、天井に大量のクモの巣があり、
違和感があったのですが、
ゴキたちをエサに、クモもまた大量発生している、
まさに独自の生態系が作られていたのでした。

ゴミの最下層には2019年ごろの雑誌があり、
そこまでの時間は経っていなかったと思われますが、
ここまでの状況になってしまった理由は何なのか、
気になるところでしたが、
そこまでプライバシーに踏み込むことはできません。

今回は会社が借り上げているお部屋での作業でした。
もしも、従業員の方のお部屋がマズいことになっているかも…
そんな気配を感じたら、早めに対処されることをお勧めいたします。
ご相談だけでも結構ですので、
お気軽にビー・アライブまでご連絡ください。

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