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特殊清掃における消毒の必要性

SCS・特殊清掃ケアサービスの林田です。

特殊清掃の現場に入る際にまず気を付けないといけないのが感染症対策です。死後日数が経過してしまいますと、御遺体が腐敗してしまいます。そうすると、御遺体からの体液が漏出して室内に残されます。警察が搬出するのは御遺体ですので、この腐敗した体液は室内に残されることになります。標準予防策として、こういった体液(血液や尿などといった成分が色々混ざっています。)には感染するリスクがあるとされています。またウジ虫やハエなどが発生すると、こういった体液に触れたうえで、部屋中を動き回りますので、部屋中に感染源が広がってしまいます。そこで、まずは室内の消毒活動を行ってから作業することになります。これらは、お見積りの際に常に説明させて頂くのですが、中にはなかなか理解してくれない人もおられます。細菌やウイルスは目に見えませんので、なぜそんな作業が必要で、お金をかけないといけないのかと勘繰ってしまうのでしょうね。そのお気持ちはよくわかります。遺品整理ですと、物が実際に撤去されると目に見えてわかります。また腐敗体液による汚染も、清掃後は目に見えて確認できます。ニオイも鼻で確認できます。ウイルスや細菌は消毒前と後で変化がわかりません。(細菌に関しては細菌検査で、判定することは可能なのですが、費用がかかってしいまいます。)

ですが最近は、新型コロナウイルスの影響で、皆さんの衛生知識が高まり、ウイルスなどに対する知識も高まるようになってきました。ですので、今までよりも消毒に対するご理解を得られやすくなってるように感じます。もちろん、消毒についてご理解を得られにくかったのは、こちらの説明不足によるもの、力不足によるものとは理解してますので、そこは日々研鑚していく必要があります。特殊清掃には、なぜ感染症対策が必要なのか、消毒が必要なのか、これを機会により一層理解して頂けるよう精進していきたいと思います。

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