Home > 死臭 > テレビと本

テレビと本

  • 2020-05-15 (金) 17:39
  • 死臭

SCS・特殊清掃ケアサービスの林田です。

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、家にいようということで、何かとテレビを見る機会が増えています。そんな方も多いのではないでしょうか。今だとユーチューブを見られている方も多いかもしれませんね。

昔話ですが、私が小学生時分の話です。勉強をしないでテレビばかり見ていると母親に怒られて、テレビのコードを隠されて、1年間テレビ無しで過ごすことになりました。テレビっ子でしたが、テレビがなくても意外と何も困らないものですね。同級生の話題についていけないことはありますが、特に不便はありません。そのかわり本を読むようになりました。図書館の本を片っ端から読みました。そのおかげで、世界的に有名な小説は小学生の時には知ることができました。その後、テレビが復活してからも読書の習慣は残りましたね。今考えると非常にありがたい母親の処置だったと思います。母の日もあって思い出しました。

ちなみに読書で言いますと、本が多い家の特殊清掃は大変です。紙というのはニオイがつきやすいので、死臭が強烈に吸着してしまいます。通常の紙であれば古紙リサイクル可能なのですが、悪臭の吸着した紙はリサイクル場所で引き取ってもらえません。処分する必要があるのですが、処分金額は重量が単位ですので、本が多いと、物量以上に処分金額が高くなってしまいます。今は電子書籍もありますので、そちらに移行すれば、場所もかさばらないですむかもしれませんね。特殊清掃でなく、遺品整理で考えても、できるだけ物を増やさないのが、あとに遺された人のためかもしれませんね。

Home > 死臭 > テレビと本

ページの先頭へ