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孤独死は回覧板で防げる

SCS特殊清掃・ケアサービスの岡本です。

先日堺市の古いアパートに行きました。

故人様は70代後半。台所付近で倒れているのを階下の住人さんが、回覧板がドアノブに掛ったままなのを不審に思い、警察に通報。そして発覚したとのこと。死後2週間程経っていたそうです。

階下の住人さんの話によると、アパートにきて45年の付き合いがあったとのこと。友達だと言っていた住人さん(おばあちゃん)のさみしそうな顔が印象的でした。部屋の中には沢山の生活用品、衣類、家電がありました。

ほんと今も住んでいるような雰囲気。故人様は数十年前に離婚し、一人で住んでいたようですが、家の中にはかつて、家族で生活していたままの状態とのこと。元奥様が遺族代表として、依頼者になっていましたので部屋の中を見られて昔のままの状態にびっくりされていました。作業は室内全体を入念に殺菌消毒して、汚染部分を剥離・撤去。そして室内に残された残置物を丁寧に搬出しました。

4時間後にはすべて搬出し、無事に大家さんに引き渡すことができっました。

帰るときに振り替えると、空になった部屋を見ていた階下のおばあちゃの顔がなんとも寂しく印象的でした。

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