Home > 死臭 > 和歌山カレー毒物混入事件

和歌山カレー毒物混入事件

  • 2020-07-28 (火) 17:48
  • 死臭

SCS特殊清掃・ケアサービスの林田です。

今月25日で和歌山市で起こったカレー毒物混入事件から22年が経ったそうです。月日が経つのは早いですね。林真須美死刑囚の死刑判決が確定していますが、未だに刑は執行されておらず、林死刑囚の弁護側は再審を求めている状況です。一応判決が確定していますので、事件としては区切りがついているわけですが、亡くなられて方の近しい方や、実際に被害にあわれた方々にとっては、区切りがきちんとつくような展開になっていないのはしんどいものがあるでしょうね。当時ワイドショーで連日報道されていたのでよく覚えているのですが、特異な事件だった記憶が鮮明にあります。林死刑囚の人柄というか振る舞いもワイドショーで取り上げられた大きな要因でしたよね。しかしこれだけの大きな被害が発生した事件の動機が解明されていないのはやるせないですね。

和歌山市でも特殊清掃の仕事で行くのですが、大概は孤独死された案件になります。孤独死の案件の場合は悲壮感はありますがそこまで重く感じることはありません。やはり事件現場というのは悲壮感というか、現場の重さというのが段違いな気がします。あくまで個人的な感想ですが。別に霊感などはないので、単なる先入観でしかないのかもしれませんが。私どもが事件現場へ行ってできることなどないのかもしれませんが、せめて現場の痕跡を無くす、現場を綺麗にすることによって、被害にあわれた方、もしくはその近しい方々の気持ちが少しでも晴れるならこの仕事をしている意味もあるのかもしれませんね。

 

Home > 死臭 > 和歌山カレー毒物混入事件

ページの先頭へ