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特殊清掃 Archive

マスクと熱中症

SCS特殊清掃・ケアサービスの林田です。

今年も暑くなってきました。熱中症に十分注意が必要ですね。とはいえ今年がいつもと違うのは、新型コロナウイルスの影響です。マスクが必須になっていますが、やはり夏場にマスクをしていると息苦しいし、熱がこもりますので、例年以上に注意が必要ですね。マスクをしていると水分不足に気づくのに遅れるという指摘もありますので、例年以上に水分補給に気をつける必要がありますね。クーラーも例年と同じような使用ではなく、換気とバランスを見ながら使用する必要があるでしょうね。

今年も同じように多くの家に特殊清掃にお伺いするのですが、玄関先にマスクが置かれている家を多く見かけます。新型コロナウイルスの感染に気をつけていたんだろうなと推測する反面、他の疾患や突然の心臓や脳の異変でお亡くなりになってしまったんだなと推測すると、人間は何で死ぬのかやはり予測はつかないないなと強く感じます。やるせないですね。冷蔵庫の中身などを見ると、全然死ぬことを予期していなかったのがよくわかります。普通に明日の食べ物が入っていて、食べ残しが、翌日用に置いてあります。今生きている時間を大切にする必要があると実感できますね。

文化住宅とマンション

SCS特殊清掃・ケアサービスの林田です。

文化住宅で孤独死された場合とマンションで孤独死された場合、同じ住宅に居住されている方がいる場合は、文化住宅の方が不利益を被る割合が多いです。一番の問題はハエやウジ虫ですね。マンションの場合、よほど構造的に問題が無い限り、お隣や下の階でウジ虫やハエが発生することはありません。マンションの場合は、各専有部がコンクリートの箱状になっているため、よほどの場合でなければ、ウジ虫も侵入することはできません。しかし、文化住宅のような木造建築の場合、ウジ虫が這い出す隙間は多く存在します。なので、お隣りの部屋や下の階にウジ虫やハエが発生してしまいます。特に下の階は要注意です。ここで、不動産管理会社様や大家様、ご遺族様、慣れていない業者などが入ると、短絡的にバルサンなどを焚いてしまいます。しかしこれは逆効果です。バルサンの煙を危険と察知したウジ虫はより広範囲に逃走してしまいます。そうなると、文化住宅全体にウジ虫やハエの被害が及んでしまいます。それではマンションでは大丈夫かというと、こちらも大変な事態になった例を過去に知っていますので、素人考えで作業するのは御止め下さい。適切な対処をすれば、確実に減らせますので、大事な知識をもった最適な作業及び、それを納得して頂けるようにご説明することです。焦ってしまうのはわかりますが、こういった対処の際にも業者の能力の差はわかりますので、相見積もりなどをされる場合にはご参照ください。

ゴキブリの大群

SCS特殊清掃・ケアサービスの林田です。

暑くなってきましたので、特殊清掃の際にハエの大群を見かけることも多くなってきました。ハエの大群に関してはそこまで驚かないのですが、ゴミ屋敷のような状態でお亡くなりになった際は、ゴキブリの大群がでてきます。荷物を撤去している最中はもちろんですが、荷物を撤去したあとも天井や床下からゴキブリが大量に襲ってきます。先日お伺いした所は木造のアパートでゴミ屋敷だったため、ゴミの中だけでなく、ゴキブリが大量に建物の隙間に潜んでいたたため、そこらかしこからゴキブリが襲ってくる状況で流石に引いてしまいました。大きなゴキブリが走り回るだけでなく、飛んで迫ってくる恐怖というのは、味わってみないとわからないと思います。まあ、味わってみたいという人はいないと思いますが。ちなみにこういったゴミ屋敷では通常のクロゴキブリという皆さんが一番目にされるゴキブリだけでなく、チャバネゴキブリというゴキブリも目にすることが多いです。普通、クロゴキブリというのは外部からの侵入が多いのですが、チャバネゴキブリは巣をつくってしまうことが多いです。そのため、チャバネゴキブリに関しては駆除にかなり時間がかかってしまいます。おそらく、アパートの他の部屋でもかなりのゴキブリが発生していたと思われますので、他の住人の方にとっては、一安心といったところかもしれません。ゴミは溜めずに綺麗に片付けることが、ゴキブリを繁殖させない第一歩です。気をつけましょう。

お葬式

SCS・特殊清掃ケアサービスの林田です。

お葬式というのは、区切りの意味合いもあると思います。亡くなってから、通夜、お葬式と行う中で、別れの気持ちにひと段落つけるという役割ですね。但し、遺族様にとっては、亡くなってからのあわただしさに、手続き事、更に近親者、近しい方へのご連絡と目が回るような忙しさですので、殆どゆっくりは考えられないのではないでしょうか。とはいえ、そこで一区切りつけるきっかけにはなりますね。新型コロナウイルスでお亡くなりなられる方が多いですし、志村けんさんや岡江久美子さんなど芸能人でお亡くなりになられる方もいらっしゃいましたので、テレビで注目された方も多いと思います。感染症法の関係で新型コロナウイルスでお亡くなりなった方のご遺体は24時間以内に火葬しなければなりません。平時であれば、近しい方に看取られ、お別れ会などもひらいて、盛大にお見送りされていたであろう志村けんさんは、面会もできず、ひっそりと火葬されて、お兄様がご遺骨だけ受け取られることになりました。岡江久美子さんもご遺骨が玄関前に置かれるという悲しい形になってしまいました。(大和田獏さんが、人との接触を控えられたのだとご推測します。)このような形になってしまうと、なかなか気持ちの区切りをつけるのは難しいですよね。ファンの方に向けては、新型コロナウイルスの感染が収束してから、お別れ会などがあるとは思いますが、近しい方にとってはお葬式も行えないということで日常が続くわけですし、感情の区切りをどうつけていくか、難しいところですよね。

特殊清掃の場合はご遺体が腐敗しているケースが多いので、今回の新型コロナウイルスでの死亡のように、先に火葬してしまいます。ですので、お葬式をしてもご遺体が無くお骨だけで後日に施行、もしくは直葬といって、火葬場でお別れをするといった形式になることが多いです。この場合もなかなか気持ちに区切りをつけるのは難しいですよね。特殊清掃でお部屋の片付けをすることで、ご遺族様の気持ちの区切りに少しでものお役に立てればいいかなと感じる今日この頃です。

大阪市東成区でゴミ屋敷の片付けをしました。

SCS特殊清掃ケアサービスです。

先日、大阪市東成区でゴミ屋敷の片付けをしました。依頼者はいつも私たちがお世話になっております、一般廃棄物収集運搬業者です。ゴミ屋さんがなぜ?と思われるかと思いますが、実はこのごみの山のほとんどが汚物である。数百個あろうか、ペットボトルにはすべて尿がはいっており、発砲スチロールとカップラーメンの殻には大便おまけに大量に積みあがった使用済みの紙おむつの山。もともと住居としてではなく、倉庫として借りていたところに住んでいたようでトイレがないのである。住人は、このごみの山で生活されていて、そして孤独死。発見されてから大家さんはびっくりしたそうだ。かなりの不衛生さで消毒が必要と判断されて、依頼が来たのである。なかなか経験したことがないくらいの人糞と尿のアンモニア臭が身体に染み付き、ご遺体があった死臭や腐敗臭が鼻の感覚がマヒして感じられないくらいであった。3日かかって中のゴミ全部を出すことができました。特殊清掃の現場なみに、感染症の危険性がある為に、入念な消毒を繰り返し施工しました。ゴミ屋さんの話だと総重量30トン程度あったそうです。

 

作業前

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終了後

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新型コロナウイルスの殺菌・消毒

新型コロナウイルスの影響が多くでてきています。感染数こそ大幅に激減しましたが、これから来るであろう第2派にも注意して、日々の生活をするしかありませんね。緊急事態宣言が全府県で解除になれば一気に経済が復活するわけでもなくて、皆様が手探りですこしづつ生活を戻すしかないでしょうか。コロナの影響は我々の仕事である特殊清掃にも影響を及ぼしています。福島県で、復興住宅に住む高齢者が孤独死をしていたというニュースを見ました。これだけではありません。報道こそされていないですが、全国で同じような事が起きています。まず、外出自粛が全国的に広がっていき、介護サービスや見守りサービスにも大きく影響を及ぼしたようです。安否確認も含めて定期的に高齢者のご自宅に伺うことが、外出自粛で不十分になりこういった悲劇は起きているのです。もちろん、否定的な事を言うつもりはありませんが、こういった問題もきちんと向き合って対応しなければなりませんね。SCS特殊清掃では感染症対策の現場対応を長年従事をしており、コロナウイルス感染者が働いていた職場や居宅等の殺菌・消毒現場対応を3月半ばくらいから続きますが、早くこういった現場対応が終わり、少しでも以前のように皆が笑える日々にする為の今現在の辛抱ですよね。本日、夏の全国高校野球大会(甲子園)の中止が正式に決まりました。この為に今まで苦しい練習を乗り越えてきた球児たちには、本当に悔しかった事と思います。この悔しさをバネにコロナ終息後に新しい何かをつかめたらなとおもいます。

 

新型コロナウイルス感染症の対応はSCS特殊清掃ケアサービスにお任せください。

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新型コロナウイルス感染の孤独死

連日、新型コロナウイルス関連の報道が流されています。先日のニュースでは私たちの特殊清掃に関わる重大なニュースが流されていました。

亡くなられた方が新型コロナウイルスの感染者していたというニュースです。実際に特殊清掃の現場でも多く関わる、孤独死現場でのコロナウイルス感染例も数件聞いています。

これから夏に向けては、孤独死していた方が新型コロナウイルスに感染していたなんて例も増大するかもしれません。孤独死現場では、感染症対策のエキスパートである医療環境管理士であるスタッフが標準予防策(スタンダードプリコーション※すべての湿性生体物質は、何らかの感染性を持っている可能性がある、という概念を前提にした対策の総称。
湿性生体物質・・血液、汗以外の体液(唾液、鼻汁、喀痰、尿、便、腹水、胸水、涙、母乳など)、傷のある皮膚、粘膜など。)を遵守して、すべての身体から出る血液、体液等を扱う際には感染症対策で対応するのが当たり前になっていますので、今まで感染症に羅漢することはありませんでしたが、より一層気を引き締めて、対応しなければなりません。新型コロナウイルスの例をみても体外に放出されたウイルスは数日間、生き続けるとの実験例もあるように、故人が感染していた場合の部屋全体の消毒はもちろんの事、御遺品は家財も全て消毒して、処理しなければなりません。孤独死して発見が遅れた際は、ご遺体は腐敗して、血液、体液が流れ出てきます。その血液、体液の処理も注意が必要です。

私たちが現場に入る前ではリスクが高く、はじめに発見した人、ご遺体を検視する警察管&監察医、葬儀社、ご遺族すべての人に感染の可能性があるわけです。ウイルスは眼で見る事は出来ませんので、感染しないよにマスク、手袋、ゴーグルの防護具は必須です。私たちでは当たり前の感染症予防ですが、ここから感染拡大にならないように気を付ける必要もあると思います。

SCS特殊清掃・ケアサービスでは新型コロナウイルスの消毒施工も対応しております。お困りの際はご連絡ください。

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大阪市生野区で特殊清掃作業をしました。

暖かくなると特殊清掃の現場作業では、冬場とは明らかに大きな違いがある。

冬の寒い時期にはほとんど冬眠をしているので活動はほとんどしていないのだが、春の訪れとともに存在感が大きくなるのが蠅である。寒い時期の蛆虫や蠅を見かける事もあるのだが、その動きは遅く処理するのも容易だ。特殊清掃現場では基本的には、そこにご遺体が存在している場所で行うことになる。蠅や蛆虫とは切っても切れない仲である。部屋の扉をあけると何十万の蠅の大群でいっぱいになっていたりすると、一匹の蠅の羽を振る音もそれだけの大群になると巨大な轟音と鳴る。蛆虫も信じられないくらい大量に動いている事がある。バケツ3杯分くらいの蛆虫を見た事もある。蠅や蛆虫の被害では近隣への迷惑である。蠅が微量の死臭を嗅ぎ付けて部屋の小さな隙間から室内のご遺体の場所へ飛んでいく。次にご遺体へ卵を直接産み付ける(1回の産卵で100~150個)それがご遺体から沢山の栄養を摂取した蛆虫が蛹になり、蠅の成虫となる。次に蠅の成虫150匹がご遺体へ卵100~150個を産み付ける。これの繰り返しでネズミ算的な大量発生になり、部屋の中にこれだけ大量の蛆虫・蠅が生息する。厄介な事に、蛆虫は暗い所で蛹になる為に暗いほうへ向かい、床の小さな隙間などから暗所へ移動する。(蛆虫は産まれた直後は一ミリ以下でどんな隙間でも侵入していく)蠅は蛆虫とは正反対に明るいほうへ向かっていく。つまり蛆虫はマンションや集合住宅では床下の暗い所へ向かっていくため、木造の集合住宅などでは下の部屋へ落ちていく。階下の住人からすれば、天井から大量の蛆虫が落ちてくるわけでたまったもんじゃない。一方蠅たちは、室内から外に出たくてしょうがない。換気扇などの隙間から大量に外へにげでてしまうのである。これも隣近所の住人からすればたまったものじゃない。洗濯物をベランダに干していると蠅が大量にくっついている等の苦情が多い。 先日の現場もそうであった。木造長屋2階建ての集合住宅(大阪では文化住宅)での孤独死があった。故人は高齢者で身寄りがなくて、依頼者は物件の大家さん。対象部屋の住人が天井から沢山の蛆虫が落ちてくると訴えかけて、大家さんが2階の部屋を訪ねると高齢者の住人が孤独死されていたとの事。下の階の住人はたまったものじゃなかったのだろう。そのまま知り合いの家へ逃げ込んでいるようで、早く何とかしてほしいとの事で即日作業になった。室内全体を殺菌消毒をして、汚染された布団や畳と床の下地を撤去し、部屋に残された家財道具を遺品整理で仕分けしたのちに撤去しました。そして最後には蛆虫には殺虫剤(乳剤)、蛹には(脱皮阻害剤)、蠅に(ULV乳剤)で防除して引き渡しました。

お亡くなりになられた故人様のご冥福をお祈り申し上げます。

作業写真

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作業後

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大阪市西区で自殺現場の特殊清掃

SCS特殊清掃ケアサービスです。

孤立死や孤独死などのいわゆる、変死現場の特殊清掃の依頼が年々増えています。その中でも毎年件数が増えているのが自殺された場所での特殊清掃です。自殺といっても様々な方法で亡くなっており、一般的に多くみられがちなのが、いわゆる首吊りでの自殺。私がふと今まで経験した自殺現場を数えるのも嫌になるくらいに沢山あります。そのさまざまな方法を思い出すのもその時の感情を思い出すようで怖くなります。最近でも部屋中が血まみれになりその血液痕の多さが、確実に死へと向かった故人の覚悟が見えた現場でした。特殊清掃によって大抵は見た目は綺麗にはなります。これが血液だけで済めばまだ良いのですが、亡くなって時間が経ちすぎると、ご遺体が腐敗することになり、腐敗した身体からは体液が腐った状態で漏れ出てきます。【正確には人が腐って溶けてドロドロになった】こうなると簡単には見た目も良くはなることはないし、臭いの問題も出てきます。臭いの問題を解決するためには特殊清掃と、消臭の質の高い技術が必要になってくるわけです。

先日の現場、若い方が賃貸マンションのユニットバスで自死されており、2週間後に発見。共有部に強烈な死臭と腐敗臭が漏れ出ていたために、通報が入り発見に至った。依頼者は管理会社 遺族側とは今後大変沢山の賠償等の話もあるようであった。ユニットバスで亡くなると見た目は綺麗に元の状態に戻すこともできるのだが、一番の問題が、【臭い】である。ユニットバスの素材が大抵はFRPという樹脂でできているのだが、すごく小さな凹凸が沢山あって、臭いの成分がその中まで入り込んでしまう。そうなると消臭作業自体が不可能になり、今後そのユニットバスを使用することはできなくなります。ユニットバスを解体して新しく入れ替えることになります。

そうなると遺族さんの負担額も大きく膨れ上がります。

死にたいと思う人が、後の事をそこまで気にかけて思いとどまる事は無理なのかもしれませんね。哀しい現場です。

作業前

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作業後

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大阪市港区で特殊清掃と消臭作業

今年は例年と違い新型コロナウイルスの影響で、ゴールデンウィークは完全なる自粛モードで家で過ごされている方が多いことでしょう。アッとゆうまに気候は夏のように暖かいというよりも、暑くなってきました。この暑い時期になってくるということは、孤独死や孤立死の件数が増えてきます。そして、孤独死後の日数が経てば経つ程、ご遺体の損傷が激しく、お部屋の状態が酷くなるケースが増えてきます。

先日、大阪市港区で特殊清掃の現場作業をしました。とある賃貸マンションの一室だが、玄関を開ける前にすぐに気が付いた。ドアを開けた土間で亡くなっていたと。締めているドアの隙間下部分から、腐敗したどす黒い、血液や体液が流れでていて、強烈な死臭(腐敗臭)が立ち込めていました。この暖かくなる時期に死後3週間で腐敗の進行も早かったようでした。土間部分には大量の蛆虫がうごめいており、腐敗した体液を特殊清掃しただけでは解決するはずもなく、大幅な土間解体工事の作業をしました。実際には腐敗した血液や体液は土間からワンルームの部屋中に流れ込んでいて解体箇所も増えましたが、施工方法と消臭の技法を合わせて無事に特殊清掃と消臭作業を終える事ができました。

施工前

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施工後

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