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特殊清掃 Archive

新型コロナウイルス陽性者の家の片付け

SCS・特殊清掃ケアサービスの林田です。

新型コロナウイルスに感染された方が自宅でお亡くなりにケースが何件か報道されています。ご遺体を搬送する葬儀社の方々も苦労されているようです。一方で、お部屋の片付けを行わなければいけないケースもこれから出てくるかもしれません。一人暮らしであれば、遺品整理が必要ですし、同居していた場合でもその方の部屋の片付けは必要になってきます。同居の場合は、しばらく放置されるのが一番だと思います。数日たてば、浮遊しているウイルスは心配ありませんので、念のためマスク、手袋を着用の上、部屋を換気した上で片付ければ問題ないと思います。遺品整理の場合もこれに準じてでいいと思いますが、ご自身でお住まいでないところでは、生活状況もわかりませんし、ウイルスは目に見えませんので、心配される方は多いと思います。弊社では、新型コロナウイルスの消毒も承っておりますので、遺品整理の前の消毒も可能ですし(それだけの発注でも対応させて頂きます。)そのまま遺品整理自体ももちろん対応させて頂きます。特に賃貸マンションなどですと家賃の問題もありますから、いつまでも放置はできませんし、動産物の搬出についても、共用部分への配慮が必要になってきますので、消毒はきちんとされていた方が、依頼者様もご安心かと思います。感染の影響が長引けば、特殊清掃が必要な、新型コロナウイルス感染者のお部屋でてくるかもしれません。特効薬かワクチンができるまではずっと戦いですので、否定は出来ませんね。もちろんそのような場合も躊躇なく対応させて頂きますが、できれば、収束して、そのような現場に行くことがないのが理想ですね。みんなで協力して、感染拡大防止に努めましょう。

京都市内にて特殊清掃

SCS・特殊清掃ケアサービスの林田です。

京都市内にて、ご自宅で亡くなられて発見が遅れた方の部屋の特殊清掃に行ってきました。依頼者は親族の方で、家の中の御遺品整理も考えておられたのですが、物量が多く、今はこうゆう時期ですので、それらは落ち着いてからということになりました。ただ、亡くなられた場所は、御遺体の体液で汚れており、悪臭の発生とウジ虫の発生が確認されましたので、その部分の特殊清掃は行わせて頂きました。春の行楽シーズンで天気も良く、過ごしやすい気温ですので、本来ですと観光客でにぎわっている京都市内も今はやはり人があまりいませんね。観光地なども人はいないんでしょうね。これからGWで、本来ですと京都にも多くの観光客が訪れていたはずですね。各地の観光地も本来であれば、誘致にひっきりなしの時期ですが、今年は来ないでくださいと各自治体の首長が発信してますね。ちなみにネットで見かけたのですが、「来ないでくださいではなく、他の都道府県に行かないでくださいと言ったほうがいいのでは」とありました。確かに、他府県の方に言うよりは、各自治体でこうゆう風に訴えた方が角は立たないような気がしますね。とにかく早く収束されるよう皆で協力して頑張りましょう。

大阪市で血液の特殊清掃

SCS・特殊清掃ケアサービスの林田です。

先日、大阪市内にて血液が飛び散った場所の特殊清掃に行ってきました。和室と洋室のある1DKの部屋で怪我をされて出血されたそうです。出血された方は救急車で搬送されて、命には別状はないとのことでよかったです。お酒を飲まれていたので、ちょっと出血量が普通より多くなってしまったようです。畳はめの中に血液が染み込んでしまいますので、若干染みが残ってしまいますが、フローリングの部分は綺麗になって、血液痕は無くなりました。新型コロナウイルスの関係で、感染症が大きな関心事になっています。血液の中にも感染症のリスクはかなりあります。代表的なところでは肝炎ウイルスやHIVウイルスでしょうか。中でも肝炎ウイルスは乾燥血液の中でも長時間残留していますので、注意が必要です。普通の清掃業者、ハウスクリーニング業者では血液の清掃は危険があるので請け負っておりません。専門業者にきちんと依頼されることをお勧めします。もちろん、少量であれば自分たちで処理は可能です。この場合はお湯を使うと血液の中のタンパク質が凝固してしまいますので、お湯は使わないでください。特に洗剤を使う必要はありませんが、使うなら中性よりもアルカリ性の洗剤(今であれば重曹やセスキ炭酸ソーダなど)がお勧めです。意外と知られていないのは過酸化水素水(オキシドール)です。血液の成分を分解してくれるので、洗濯できない家具などの布地の場合は、過酸化水素水をかけて、キッチンペーパーなどで吸い取ればほぼ目立たなくなります。ちょっとした血液汚れであれば以上のことに気を付けて清掃してみて下さい。

よもやのGW

SCS・特殊清掃ケアサービスの林田です。

弊社の仕事は年中無休ですので、GWであろうと休みは無いので(スタッフ、交代交代で休んでいます。)、GWは交通渋滞などで、仕事がしずらいといった印象なのですが、今年はGWは家にいる人がほとんどになりそうですね。(そうなってほしいです。)休業要請によってほとんどのお店は休みになっています。観光業やレジャー施設などにとっては、書き入れ時だっただけに大打撃でしょうね。但し、都市部の感染拡大はおさまっていませんし、帰省などによって、地方に感染が広がっているだけに、今は辛抱のしどきでしょうね。

毎年、この時期はさすがにそんなに仕事は無いのですが、やはり緊急の案件はどうしても入ってきてしまいます。高速道路が混みますし、遠方ですと往復だけでかなり時間がかかってしまいます。今年はあまり高速道路は混みそうにないかもしれませんね。こういう状況ですので、弊社でも仕事の仕方は工夫しておりますが、営業はしておりますので、特殊清掃で困ったときはご相談ください。

自殺

SCS・特殊清掃ケアサービスの林田です。

緊急事態宣言が出されて、繁華街に人がほとんどいなくなりました。また飲食店などでは時短営業がされており、夜に開く飲食店も本当に少なくなっています。売上をまかなうために、お昼のお弁当を販売し始めた飲食店などもあり、皆さんの必死さが伝わってきます。お金を稼げているわけではないですが(特殊清掃員は破格の給料で働いているといった都市伝説がありますが、そんなことはないです。)この新型コロナウイルスの騒動が収束したら、色々なところでお金を使ってあげたいなと思います。元ゾゾタウンの社長の前澤さんも高額所得者にはこの際、おおいに税金をかけてほしいというようなことを言っていました。それで、日本から出ていくようならその程度の人間なんだと。この方、色々と毀誉褒貶ありますが、こういった見識に関してはやはりすごい人だなと感心してしまいます。ノブレス・オブリュージュの考えは日本ではあまり根付いてはいませんが、こういった発想はいいことだと思います。寄付などをすると売名だなどと叩く風潮もありますので、おおっぴらに寄付できないのが日本ですが、何もしない人よりは、売名だろうとと善意であろうと、した方がいいことですので、ここら辺の日本の風潮は変ってほしいですね。

さて、経済がこれだけ悪くなるとやはり自殺者が増えてきてしまいます。コロナによる倒産なども出てきていますし、これだ行き詰まって自殺というのは思いとどまって頂きたいですね。コロナとの戦いは戦争に例えられています。しかし日本だけで考えても、あの悲惨な第二次世界大戦を乗り越え、今の日本の繁栄を築いてこられた 方々が大勢ご存命です。いまこそ、こういった方々の経験を聞いて発信して、暗い世の中にも希望があるんだということを多くの人に知ってもらうのもいいのではないでしょうか。こんなご時世だからこそ、自殺者の特殊清掃が増えないことを今切に願います。

守口市でゴミ屋敷の片付けと特殊清掃の作業をしました

すっかり冬の終わりを感じ、春の到来な気温になりましたね。

新型コロナウイルスが全世界で猛威を振るっている為、卒業式が開催されなかった方や、これからの入学式はどうなることうやら。。

心配はつきませんね。SCS特殊清掃にも新型コロナウイルスの発生があった場合に、オフィスなどの消毒は可能か?との問い合わせが毎日数10件かかっており、予防の為に事務所を清潔にしてほしいなどの、事前消毒へ毎日現場が続きますが早く終息してほしいものです。

守口市でゴミ屋敷の片付けと特殊清掃をしました。

ドアを開けたらもうごみで埋まっている状態で、部屋の少しくぼんだスペース(そこで生活していた)でお亡くなりになっておられた。強烈な死臭と腐敗臭が、マンション共有部にまで漏れ出ていたために、発見に至ったそうだ。ゴミ屋敷でも生ごみ系はほとんどなくて、どちらかといえばモノ屋敷。私の今までの経験では裕福な方(お金を持っている)がこういったモノ屋敷にしてしまう人が多い。

セルフネグレクトによる病気が原因の場合もある。身体を悪くしてあまり活発に行動できなくなった方が、モノ屋敷にする傾向にあると思います。腐敗体液の汚染源を消毒、特殊清掃をしてから2日がかりでトラック12台分の量を搬出しましたが、これからは消臭作業へ入ります。遺族様に聞くと、市内の立地条件の良い場所にありますので、リフォームしてから売却するようです。

作業前

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作業後

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西宮市で特殊清掃をしました。

 

孤独死があった特殊清掃が必要な部屋へ立ち入るときは、まずは現場調査をする事になります。事前に依頼者からできるだけ情報を聞き出す。【部屋のどの場所でお亡くなりになられていたか】【お亡くなりになられてからの日数】【おおよその年齢】【持病があったかどうか】その情報を元に現場を注意深く確認します。ご遺体の発見までが長時間経っている場合は、腐敗体液による汚染がどこまで広がっているか、蛆虫や蠅の発生具合を慎重に調査します。残置物【遺品】の撤去を依頼される場合は処分する物量の確認をすることになります。

遺品といっても故人様のプライバシーに関わる事なので慎重に扱います。人によって本当に様々です。生前の姿がお会いしていなくとも想像できる程、故人さんの生活感を感じます。

SCS特殊清掃・ケアサービスでは、遺品整理を行うときは依頼者の金銭的な負担を軽減する為に、極力リサイクルやリユースを駆使して捨てるものを減らす事を心掛けています。しかし、死後の時間が経過してからご遺体を発見された現場では、それが出来ない事が多いのです。室内の残置物すべてに死臭(腐敗臭)が強烈に吸着します。死臭(腐敗臭)がしみ込んだものは、強烈な匂いがするのでリサイクルに出すことが出来ず、結局はゴミとして処分することがほとんど。遺品整理で見つかった貴重品も、特に紙製品類などは遺族様が持ち帰ってから外で長期間天日干しをすることで臭いの低減する事くらいしかできないのです。しかし遺族様も様々で、臭いがしてもかまわないからと大切に持ち帰る方もおられれば、臭いがするから全部処分してくれと様々です。

兵庫県西宮市で特殊清掃をしました。依頼者はマンション大家さんで、管理会社を通して依頼が来ました。

故人様は、昨年定年退職されたお堅い正義のお仕事。部屋には職業側だろうか、書類関係も一目でわかりやすく整理整頓されていた。

お堅い職をしていたからは関係ないのかもしれないが、僕の経験上はこのようなケースでは珍しく遺族様が相続放棄をされて、遺品の引き取りも無しとの事。そうであっても写真を含め遺品整理の対応をして貴重品と思えるものは全て管理会社に託した。

死後、2週間程たっており、腐敗も進んでいたために消毒・特殊清掃・消臭作業をさせていただきました。

故人様は数十年仕事にまい進して定年を迎え、翌年に突然死するなんて。哀しい現場でした。

 

 

東日本大震災から9年経ちました

東日本大震災から明日で9年たちますね。

僕は当時運送屋で働く長距離ドライバーをしていました。当時の大阪知事の依頼で震災3日後から救援物資を持って岩手県へ走ったのですが、

大寒波が襲来していた時期と地震の影響で交通事情もかなり麻痺しており、大雪での通行止め区間や磐越道と東北道の交差付近の陥没などもあったので、大阪を出発してから20時間近く経ってようやく岩手の盛岡北インターを降りました。そこから津波が襲った海側までの距離も、山道だと100キロ近くありましたので、雪の影響で道路が圧雪する中での運転は本当に怖かったです。そうして走ってようやく海側が見えたとおもったら、津波で破壊された宮古市の街並みを360度みて身体が震え上がった事を今でも鮮明に覚えています。あれから9年経ち、復興も着々と進んでいる所もあれば、人口減少の大きな問題も重なってうまく進むどころか廃業する事業者も、とある市では100件以上あるとニュースでみました。人口減少と廃業だけではなく、深刻な問題も年々増え続けています。我々の仕事にも深く関係する孤立死や孤独死問題です。僕も阪神大震災後の災害公営住宅で起きた、孤独死等の特殊清掃や遺品整理の作業を何度もしました。やはり死後数か月から1年近く発見されていない現場もありました。

東日本大震災後、災害公営住宅で誰にも看取られる事無く亡くなる【孤独死】が昨年末までの統計で、岩手・宮城。福島3県合計251人となり、仮設住宅での統計243人を上回ったそうです。仮設住宅そのものがお役目を終え無くなった事が大きく影響しているとはいえ、震災後に今まで住んでいた若い働き盛りの人が地元を離れてしまって、高齢者の人口比率が増えた事で。65歳以上の高齢者が全体の76.9パーセントにもなることから阪神大震災の時と比べても、高齢者が圧倒的に多くなっています。死後2日以上経ってからの発見が59.9パーセントにもなることから、高齢者の安否確認などの見守りサービスの人員不足を補う策を考えなければいけませんね。

防護服と特殊清掃

SCS・特殊清掃ケアサービスの林田です。

新型コロナウイルス(COVID-19)の話題でちまたは一色になっています。感染者が出た際の消毒や、検疫の様子、海外のニュースで見てもお分かりの通り、従事される方は、一様に防護服に身を包んでいます。これだけちまたで防護服を見る機会が多いのは、東北大震災の際の福島原発事故で防護服を着て、作業されていたのを見たとき以来ではないでしょうか。

さて、我々の特殊清掃の現場でも防護服は必須品になってきます。ご遺体が腐乱して体液や血液が流出している状況であり、またそれらに触れた不衛生害虫(ハエなど)が、そこらじゅうに飛んでおり、各所に触れています。感染症の温床のような状況で作業するわけですから、自己防護及び、近隣への感染対策は最重要になってきます。まずは消毒作業を行い、汚染物(血液や体液に汚染された物)を梱包、撤去します。ここまで防護服必須の作業になります。

しかし、中国でも医療従事者の方が、かなり感染されているように、防護服やマスクをしていたら感染を防げるというわけでもありません。着脱の際などにどうしても隙が生じてしまいますし、マスクも隙間はどうしてもあります。医療従事者のように、日ごろの衛生意識が高い方でも取り扱いは難しいんですね。いい機会ですので、もう一度、防護服の正しい着用法や脱ぎ方などについて、確認していきたいと思う今日この頃です。しかし、こういった資材が品不足になるのは、作業するにあたっては若干恐怖ではありますね。中国に防護服をおくったというニュースもありましたが、国内で使える備蓄は確保しておいてほしいなと個人的には思います。

大阪市中央区でゴミ屋敷の片付け

SCS特殊清掃ケアサービスの岡本です。

大阪市中央区でゴミ屋敷の片付けをしました。

賑やかな大阪の代表的な繁華街の一本違う筋に立つ高級マンションでの事。一階エントランスで依頼者の女性と待ち合わせだったが、時間になっても来ない。電話すると今向かっていますとの事。結局は待ち合わせの時間から30分ほど遅れて登場した依頼者。先ほどの電話で起きたのかという確信があり、格好はパジャマの上からダウンジャケットを羽織りマスクにニットキャップで顔を隠す。悪びれることなくタクシーの中から登場した女性に少し嫌悪感を覚えたのはゆうまでもない。第一声で【鍵】と言いながら対象部屋の鍵を渡してエントランスで待つとの事。中の荷物を全部処分の見積もりと聴いていますがそれでいいんですか?と私。そこからまさかの衝撃発言も飛び出した。依頼者が言うには、自分が住んでいたわけではなくて友達と妹が住んでいて散らかしていたと。そして犬も死んでいるはず。というのだった。少し必死気味に説明する依頼者の目の泳ぎ具合はどうみても嘘だが、わかりました。じゃあ待っててくださいと一人エレベーターに乗り部屋の前についた。ドアを開けた瞬間!!からいつも特殊清掃現場で感じるあの独特の乾いた腐敗臭が漂っていた。3LDKの立派な居室の足元は床がギリギリところどころ見えるくらいの服やモノであふれている。僕は例の臭い元に向かうとリビングであろう場所にペット用のゲージが見えたが、同時にゲージの中で倒れ蛆虫まみれになっている黒いモジャモジャ毛の犬の死骸があった。僕自身も犬が大好きで飼っているだけに、怒りが込み上げてくる。ペットゲージの中には餌はなく水もない。どうみても餓死だ。ペットがいるのに餌や水も与えず、住人は部屋に戻る事もしなかったのだろう。10年前に大阪であった事件はまだ記憶に新しい。当時20代のシングルマザーが風俗嬢が自分が遊びたいのを理由に子供2人を部屋に閉じ込めて餓死させた事件となんら変わりない。犬でも同じ命。やっていることは同じ事だ。だから下で待つ依頼者は自分が住んでいたとは言いたくないのだろう。僕は犬の亡骸に合掌して怒りを抑えた。そして全体の状況確認。周りを見渡すと各部屋で大量の服や酒の空瓶・缶、食べ物の空容器が散乱。おまけにところどころワインが床にぶちまけられている状態であった。至る所で不潔感極まりない状態で男性のゴミ屋敷とは違う女性独特のゴミ屋敷のパターンになっていた。確認後依頼者の待つ一階エントランスへ降りて状況説明とその場で見積を作成。依頼者もお願いしますとの事だが、僕から提案したのは、亡くなってるワンちゃんの火葬。提携している業者を紹介する形をとったが、依頼者はお金はだすが自分が行くのが嫌らしい。びっくり仰天発言に倒れそうになったが、この依頼者はそういう考えなんだとあきらめた。後日撤去時に丁寧にワンちゃんの亡骸を持ち出して、僕が直接火葬場へ持ち込み火葬後の納骨もした。依頼者がお骨の受取を拒否したので1年間はこのペット霊園で供養してくれる事と住所を伝えて、一度手を合わせにいってあげてとは言ったがそれ以上は突っ込まないほうがいいと思った。今後この依頼者は同じ事を繰り返してくれるなと思うばかりでした。

 

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