- 2015-04-08 (水) 13:09
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特殊清掃SCSの岡本です。
4月に入りまして、あっという間に桜が咲いたと思えば、もう散り始めていますね。
私の住んでいるのは大阪と奈良の県境にある、桜並木が道一面にある坂道なのですが、先週半ばからの雨の影響で桜が一気に散り始め
私が通勤中に歩く道路はすべて桜の花びらでピンク色染まり、綺麗だなと思う反面、もう桜の季節も終わりだと感じる寂しさもありました。
また来年の春が楽しみです。
季節は暖かくなっていきますが、私達の仕事現場にも影響が出てきます。天敵ともいうべウジ虫と蠅の存在です。
冬場は蠅が冬眠しますので、自殺や孤独死の中で長期間放置されたご遺体も蠅やウジ虫が湧くことはありません。
しかし先日の現場では蠅が飛んでいました。ついにこの季節がまたやってきたなぁと。。
ウジはどうやって湧くの?と良くご依頼者様から聞かれるのですが、人は亡くなれば環境で変化はありますが、冬場で5日前後、夏場だと1~2日で腐敗が始まります。
蠅の嗅覚は人間とは比べ物にならないくらい発達しておりますので、その人間の腐敗臭を感知し、ベランダ、玄関、窓を閉め切った
お部屋でも換気口やわずかな隙間から入り込んできます。そして、蠅にとって栄養分であるご遺体に卵を植え付けるわけです。
そこから孵化したウジ虫が大量に発生します。
ご遺体から大量の栄養を蓄えたウジ虫は暗い所で蛹になります。そして蠅になりネズミ算のように増え続けていくわけです。
私達SCS特殊清掃のスタッフは蠅とウジ虫の経路を徹底的に洗い、状況に応じた殺虫剤を用いて駆除します。
勿論、ウジ虫が強烈な臭いを発する腐敗液を吸ってそこら中を這いずり、蠅は飛び回りますので部屋中に強烈な臭気が拡散します。
そんなお部屋を消臭・脱臭するのが私達の仕事になります。
これからの季節。孤独死などによる不慮の事故がありましたら、一度お問合せください。
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