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飛び降り事故

  • 2020-10-27 (火) 9:36
  • 自殺

SCS特殊清掃・ケアサービスの林田です。

先日、大坂の梅田で、ビルから飛び降りた男子高校生の巻き添えになった形で、ビルの下を歩いていた女子大学生の方がお亡くなりになるという痛ましい事件がありました。男子高校生は自殺とみられているとのことで、屋上に入る扉の鍵を壊して侵入したようです。自殺したいという願望についてがわからなくもないですし、色々な悩みがあったのだろうなとは推測されます。しかし、それは別として、この行為によって、別の方がお亡くなりになったいうのは大いに問題があります。法律的には重過失致死の容疑ということになります。人通りの多い場所で飛び降りた場合、人を巻き添えにすることを予見できたということのようです。この場合、男子高校生は死亡していますので、おそらく被疑者死亡のまま書類送検という流れになります。これは刑事の話ですが、それとは別に民事での損害賠償の話もでてきます。ご遺族の方々にとっては、寝耳に水の話で、損害賠償したところで、とうてい心の傷が癒えるわけでもありませんし、許せるものではないでしょう。こういった飛び降りに巻き込まれて、亡くなられた方のニュースというのはこれまでもありました。そこに思い至らないほど、自殺された方は追い詰められたいたのだとは思いますが、それでもやるせない事故としか言いようがありません。

新型コロナウイルスの影響で経済が打撃を受けている影響もあるのかもしれませんが、ここ数カ月で自殺者数が前年に比べて増加傾向になっています。心配な傾向です。経済的な打撃についてはまだまだ先が見通せず、ここから更なる悪化も予想されます。不景気になると自殺者が増加するというのが、過去の統計からもわかっています。色々なところで相談窓口も設けられていますので、まずは悩みを相談して、自殺を思いとどまって頂きたいですね。

亡くなられた女子大学生の方のことを思うと胸を締め付けられる思いですが、心よりご冥福をお祈り申し上げます。

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