Home > スタッフのつぶやき > 死刑囚表現展

死刑囚表現展

SCS特殊清掃・ケアサービスの林田です。

「死刑囚表現展」、こういうものがあることをはじめて知りました。今、津久井やまゆり苑で入所者46人を死傷した罪で死刑が確定した植松聖死刑囚の作品も展示してあるということで、物議をかもしているようです。

死刑囚に表現する場を与えたいということで始められたようで、背景には死刑廃止を訴える意図もあるようです。確かに死刑廃止を訴える意図というのは理解できますが、ご遺族の方たちからは「贖罪の気持ちが感じられない」と不快感や嫌悪感を表す声が上がっているようです。死刑廃止の議論はありますが、やはり被害者遺族の方にとって苦痛になるようなこういった展示は心情的には理解しがたいですね。死刑廃止は死刑廃止で議論すればいいと思います。しかし、犯罪にどう向き合うかかは、被害者遺族の方それぞれの思いがあります。厳罰を望まれるのが当然でしょうし、たとえ謝罪があったとしても許すことはできないでしょう。別個のお話しになりますので、はっきり言うとこういうのはやめて頂きたいというのが正直な気持ちです。

警察庁では、犯罪被害にあわれた方に対してのサポートを様々な形で行っており、いまも拡充が行われています。その中には、犯罪被害にあわれた方の家の、ハウスクリーニング(特殊清掃)費用の補助なども行われています。犯罪被害にあわれた方に接する身としては、やはり加害者の権利ばかりが強く反映される現状には、やはり疑問を持ってしまいすね。

Home > スタッフのつぶやき > 死刑囚表現展

ページの先頭へ