- 2016-01-28 (木) 18:36
- 孤独死や孤立死
みなさんこんにちは。SCSの浜田です。
少し前に、97歳の資産家女性が「遺産は全て家政婦に渡す」と遺言を残して亡なった後、個人の実娘2人が遺産を不当に持ち去ったとして遺産の返還を実娘2人に求める訴訟を起こし、
実娘側に宝石類や約3千万円など全遺産の返還を命じる判決が下った。というニュースがありました。
報道というものはどうしても又聞きになるものなので、一見しただけでは裁判に関わった人たちがどんな理由・心情でどうしてこうなったか判断し辛いところがありますが、
裁判長は「介護せず資産のみに執着する実娘2人と違い、資産家女性に50年以上、献身的に仕えてきた。遺産で報おうとした心情は自然だ」とキッパリ判断したと記載がある上に、
娘2人が何度も母にお金を無心していたこと、介護など一切手伝っていな買ったことが書かれているので裁判の結果は順当であったと思われます。
母親を金蔓としか見なかった娘と、50年も支え続けた血の繋がりのない家政婦さん。感謝の気持ちとして何かを遺してあげたいなら断然家政婦さんですよね。
私にはあまり遺すほどのものはありませんが(泣)、この母親の気持ちを想像するに、お金の無心をされていたことよりも自分を孤独にしないでいてくれた家政婦さんを泥棒扱いした娘の心の貧しさに
愕然としたのではないでしょうか。
家族とは小さな社会であり、意外と運営が難しいものですね。
私はゆくゆくは家族に囲まれて大往生したいと思っているのですが、結構贅沢な望みかも知れませんね。
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