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孤独死や孤立死 Archive

エレベーターなし物件での暮らしと生前整理

9月に入社した野々山です。

特殊清掃の世界に飛び込み、驚いたことの一つが、
エレベーターのない5階以上の建物で暮らす
ご高齢の方の案件の多さです。
特殊清掃を行い荷物の運び出しをする我々にとっても、
骨の折れる作業になりますが、
自室まで階段で重い荷物を運び、日々暮らしていた故人を思うと、
日本の高齢社会と住宅事情について考えざるを得ません。

おまけに電車の最寄駅からも遠く、
近隣にお店も少ないエリアも珍しくなく、
時折、「都会の買い物難民」といった形で報道でも取り上げられることがありますが、
深刻な社会問題だと感じます。

また、配偶者を亡くし、その荷物を整理できないまま、
2人分の荷物(時にはご子息の思い出の品も)に囲まれて、
亡くなられている方も多くいらっしゃるようです。

先にも述べたように、エレベーターのない物件から荷物を運び出すことは
骨の折れる作業ですし、
家族の物とはいえ、自分のもの以外の荷物整理は、神経を使う作業です。

整理できないままお亡くなりになった場合、
ほとんど物はご遺族に形見分けされることもなく、処分されてしまいます。
もしも、ご家族に持っていてほしいものがあれば、
生前にきちんと整理しておくことが最善だと、日々仕事をしながら感じております。

生前の荷物整理も弊社で承ることが可能ですので、ぜひともご相談下さい。

冬眠から覚めた蛆虫くんお帰りなさい。

春になり桜も散り去り世間ではGWウィーク前の空気感が漂っています。

日々の暖かくなった気候に昼間から眠気まで起こりますね。仕事上車は必須で

毎日特殊清掃や遺品整理の現地調査で、大阪をはじめとして、兵庫県、京都府、滋賀県、和歌山県と

色々な地域に車移動します。車の運転中は冬場は窓を閉め切って運転するのですが、

風が気持ちよい季節なので窓を全開にして運転する事が増えました。

幸い私には花粉症の症状がまだ一度も味わったことが無いのでできる事なのでしょうが。

花粉症の方ごめんなさい。

さて新型コロナウイルス感染症も3年目に突入しておりますが、得体のしれない脅威から

解明されてきた事が沢山解ってくるようになり、自分の身は自分で守る事(自己防衛)にフェーズが切り替わり

つつあります。その中で今後の室内や公共交通機関などでのマスクの義務化なども緩和されていくことでしょうね。

アメリカなどでは飛行機の搭乗もマスクは必要なくなっているようですね。ニューヨーク州だけは

まだいろいろと規制されているようです。日本でも風邪とまでは言えませんが、せめてインフルエンザ感染症の

5類感染症指定に変更して、同じように対応していくことにいずれなるように思います。

コロナウイルスに感染された方の職場の除染作業もだいぶん少なくなってきて

感染者も早く落ち着く事を願うばかりです。

ワクチン接種での重傷化を防ぐのと感染しても軽傷で済まれている方が私の周りにも沢山います。

私自身は新型コロナウイルス感染症に感染された方の除染作業をするので、ワクチンは3回接種も2月末で終わり

無事になんとか今まで一度も感染しておりませんが、こればかりはインフルエンザにも感染した事が無く、体質も

大きく関係しているのだろうなぁと思います。

暖かくなり、特殊清掃の案件が増えてきております。

先日冬眠から眼を覚ましだした【アイツ】を見ました。そのあいつは数百から数千と大量にうじゃうじゃと、

明るい所から暗い所に逃げるように、集団でうにょうにょと動いています。蛆虫くんこんにちは。

また今年も大量の君たちとの闘いが始まるのですね。駆除されるか蠅になるかの闘いです。

孤独死や孤立死、自殺(自死)などでの緊急対応等SCS特殊清掃・ケアサービスにお任せください。

お問合せスタッフ一同心よりお待ちしつぉります。

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孤独・孤立対策推進会議による重点計画

令和3年12月28日付で内閣官房孤独・孤立対策推進会議による孤独・孤立対策の重点計画が発表されていますね。

内閣官房ホームページにて概要や本文が読むことができます。

新型コロナ感染拡大後に、交流・見守りの場、相談支援を受ける機会の喪失が起こっていて、コロナ禍以前から社会に内在していた孤独・孤立の問題が「顕在化・深刻化」しているとあります。

若い人や女性の自殺が増えていることもそうですし、ニュースを見聞きしていても何かイライラしたことでキレて犯罪に至るようなケースも増えているような気がします。

孤独と孤立の定義についても書いてありますね。

孤独が一概に悪というわけでは決してなくて、だいぶ以前からおひとり様とかひとりキャンプなんて言葉も流通しています。

「望まない孤独」「孤立」は支援が必要な問題になりうる可能性がありますね。

「ぼっち」なんて言葉は望まない孤独を指しているように思います。

孤独、孤立の問題は弊社のような特殊清掃業とも大きくつながる問題です。

ゴミ屋敷といったセルフネグレクト、孤独死、孤立死、自殺、そういった問題が発生した後、顕在化した後の対応に私たちのような業者は関わっているわけですが、本当に大切なことはその予防だと思います。

つながり作り、地域作り、相談の声を上げやすい環境の整備など対策、施策、方針が示されていますので、ぜひ目に見える形で推進していっていただきたいと切に願います。

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孤独死や孤立死現場での新型コロナウイルス感染との関係

昨年からの新型コロナウイルスの猛威によって、世界中の人々のライフスタイルが一変しました。

日本では新型コロナウイルスの感染が少し収まっている状態ではあります。

終息に近づいているのかなぁとも思ってしまいますが、基本的な感染症対策を講じて引き続き生活していくしかありませんね。

昨年夏からの度重なる緊急事態宣言期間中や、蔓延防止期間などでも私たちの仕事である特殊清掃の現場は続いていました。

もしかしたら、新型コロナウイルスに感染している人が孤独死しているケースも疑わざるを得ないケースも沢山ありました。

特殊清掃の現場では感染症対策の一環として、基本防護服を着用して作業することになります。

SCS特殊清掃ケアサービスの社員全員が、感染症対策の座学勉強して取得したのが民間資格ですが、

医療機関や大手製薬会社等の企業の社員さんも取得している【医療環境管理士】の資格試験に合格しています。

その資格が無ければ特殊清掃の現場作業をする事は出来ないわけではありません。

SCS特殊清掃ケアサービスの社員全員が、何故その資格を取得したのかと言いますと、

誰よりも感染症の恐ろしさを勉強することによって、全て理解したかったからです。

目に見えないリスクなので危機管理をもって特殊清掃現場に臨むわけですから、全ての社員が感染症に

羅漢するリスクは限りなく低いわけです。

新型コロナウイルス感染症が広がってから、孤独死現場にまず初めに入って御遺体の確認をされる消防や警察、鑑識が

以前とは違う、完全防護服状態で対応されているそうです。

コロナかもしれないという可能性があるからだそうです。

SCS特殊清掃ケアサービスの社員全員が医療環境管理士の資格で勉強してきたことのひとつに

ウイルスと細菌の違いがあります。

その大きな違いは最近は宿主(ここでは動物・人間)が死んでも細菌は自ら増殖することが出来るのに対して、

ウイルスは宿主が死ぬとウイルス自体が生きた細胞の中でしか、自ら増殖できないので死滅するという事です。

新型コロナウイルスの研究でもまだまだ正確な時間数は確定されていません。

しかし間違いなくウイルスは生きた細胞の中でしか増殖する事が出来ないので、時間が経てば死滅します。

孤独死や孤立死現場で時間が経って発見されたご遺体が、生前に新型コロナウイルスに感染していて、

それが原因でお亡くなりになったとします。

しかし時間が経って発見されたご遺体にはおそらく新型コロナウイルス自体は死滅していると思います。

それでもウイルスよりも大腸菌やその他細菌に汚染されているので、感染症に羅漢しないために防護服を着用するわけであります。

新型コロナウイルス感染症が猛威を振るってからの孤独死現場では、もしかしたら新型コロナウイルスに感染して、コロナだと

気づかずに容態が急変してお亡くなりになられた方もいたのかもしれません。

特殊清掃を今年一年間振り返り、私自身が気になったことがあります。

特殊清掃が終わり、依頼者様から遺品整理や残置物処分を頼まれることがあります。

遺品整理の作業とはお亡くなりになった方の家財を一つずつ確認しながら、書類関係もひとつづつ必ず目を通します。

その際に孤独死や孤立死現場でよく見かけるのが、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種券です。

私が今年見てきた孤独死現場で、新型コロナウイルスのワクチンの未接種者の方が90%以上でした。

中には大勢封筒自体も開封していない方もいました。

高齢者程重傷者が増えるので、ワクチン接種を早くから優先的に接種券も配られていましたが、もしかしたら

関係もあるのかもしれませんね。

感染症に羅漢された職場を除染

12月に入って全国的に一気に寒さが増しましたね。

今年を振り返ってみると、特殊清掃の業種でもやはり新型コロナウイルスの影響が大きかったような気がします。

勿論、SCS特殊清掃・ケアサービスでは新型コロナウイルスに感染した方のオフィスや職場への除染回数も数百回対応しました。

感染者の陽性が判明したとなると、他のクラスター感染を防ぐための予防措置が必要となります。

特にスーパーや商店などでは、お客様が安全に出入り出来る状態に戻す必要があり、徹底した除染作業を早急に対応する

必要があるのです。

我々は昼間に孤独死や自殺現場を特殊清掃の作業をして、夜間に新型コロナウイルスに羅漢された感染者がでた現場の除染作業をする。

思い起こせば、SCS特殊清掃ケアサービスのスタッフ全員が誰一人感染すること無く、本当によく頑張ってくれました。

真夏の暑い中昼は孤独死や自殺現場の特殊清掃、夜は新型コロナウイルスの除染作業。ずっと繰り返し作業でした。

日本では第5派が収まり、世界中では新たなオミクロン株となる変異撞が出始めているようですが、これ以上被害が大きくならないことを

願うばかりですね。特殊清掃は高齢化社会の背景もあり、年々増え続けているのが我々も最前線で仕事をしているので肌で感じます。

しかし新型コロナウイルス感染に関しましては予防策が明確になりつつあることなので、一人ひとりが意識をすれば終息するのでは

ないでしょうか。それはもちろんワクチン接種の問題だけでなく、一人ひとりの手指消毒、うがい、マスクとある程度の

ソーシャルディスタンスの意識。そして経口薬の開発が大詰めになっているようなのでそれにも期待ですよね。

海外製ではファイザー、国内製では大阪に本社がある塩野義製薬が頑張って臨床試験を繰り返してくれています。

早ければ、年内承認が取れるかもしれないとの事ですが、来年でもいいと思います。安全性優先で宜しくおねがいします。

新型コロナウイルスと孤独死

SCS特殊清掃・ケアサービスの松田です。

新型コロナウイルスの猛威がまた来ています。大阪で感染拡大が起こり、医療体制が逼迫しているというニュースをよく耳にします。緊急事態宣言も愛知、福岡が追加され、おおよその予想通り、期間も延長されました。東京都も陽性者数の増加傾向が顕著ですから、ここからの人数には注意が必要ですね。宣言後の効果が出るのはまだ1週間半から2週間は必要でしょうね。昨年のこの期間も宣言が出されており、移動の自粛が叫ばれました。お盆の時期もまだ様子見という感じで、秋の大型連休の頃に収束の兆しがあり、移動も結構活発になりました。しかし、年末年始はまた感染爆発が起こり移動自粛となり、今の状況です。本来なら帰省や里帰りの時期になるべきところが、ほぼ移動自粛期間になってしまいました。帰りたくても、やはり両親の方が高齢であれば躊躇してしまいますし、まして都会から田舎への帰省となれば、ウイルスを持ち帰ってしまう可能性も高いですし、なかなか難しいですよね。2年もたつと、やはり高齢の方ですと健康状態が気になってしまいます。オンラインという手もありますが、それだけではなかなか分かりづらい部分もありますし、ましてネット環境自体がないことも多いです。こういった状況下で、普段は会えていたのに、連絡が遠くなってしまってといった形で、孤独死という形で発見され、後悔されるご遺族様も結構おられたりします。そうした現場を見るのは、やはり切ないものがありますね。インド型の変異株も注意が必要な状況になっていますし、やはりワクチン接種が終わるまでは、我慢の日々が続くしかないのでしょうね。大変ですが頑張っていくしかないですね。

奈良市 特殊清掃

SCS特殊清掃・ケアサービスの林田です。

先日、奈良市内で特殊清掃を行ってきました。浴室内でお亡くなりになっており、発見が2週間おそくなったとのことでした。朝晩は寒くなってきましたが、まだまだ日中は暖かいのでいいのですが、これ寒くなってくると、このように浴室でお亡くなりになってくるケースが増えてきます。ヒートショックといわれていますが、浴室や洗面脱衣所が冷えていて、お湯が暖かい場合に血圧の急激な変化でお亡くなりになったりするケースが冬場は大変多いです。ワンルームでお部屋が狭ければ、暖房器具がいきわたるでしょうし、最近の新しい分譲マンションなどでしたら、浴室暖房がついているケースもありますので、あまり心配はいりません。古い一軒家などで、浴室や洗面脱衣所に暖房がいきわたらないケースや、昔のマンションで、間取りが多い場合などはこのヒートショックに十分注意する必要があります。

冬場も孤独死が多い季節の一つになりますので、浴室内など、急激に血圧が変化するような場所にはお気を付け下さい。

 

特殊清掃とゴミ屋敷清掃の作業を行いました

台風は日本列島から離れていっていますが、引き続き大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に注意が必要との事です。近年、異常気象が続いていますが、ただでさえコロナで大変ななか、これから大きな台風や水害がないことを祈ります。

さて、先日は特殊清掃の作業を行いました。ご依頼者は親族の方でした。アパート1Kの室内でお亡くなりになり、お身内の方により翌日に発見されました。特にこの気温が高い時期に発見が遅れるとご遺体の腐敗が進行して臭いや害虫の発生により、より重い事態になってしまいます。今回は比較的発見が早くされたため、ご遺体の傷みは少なかったようです。

ただし、別の問題で、室内がいわゆるゴミ屋敷状態となっており、生活用品や衣類、雑誌などが積み重なって床が見えない状態になっていました。賃貸住宅のため部屋の明け渡しのためにはこれら残された物の仕分け、整理と処分が必要であり、その作業もご依頼いただくこととなりました。室内の消毒作業ののち、残された物を確認しながらご遺族様にお渡しする物(現金や貴金属、重要書類関係、生前のお写真など)、紙類・金属類などリサイクルできるものというふうに仕分けしていきます。そうして積もったモノを掘り下げていくような作業になるのですが、どちらのいわゆるゴミ屋敷といわれるようなお部屋を片付けていて分かるのは、初めからこうした部屋の状態ではなかったということです。散乱した物で隠れていたタンスや押入れなど収納のなかには日用品が仕分けして置かれていたり、掃除道具があったりします。長らく使っていない形跡のお風呂場にはお風呂用の洗剤や掃除用のスポンジなどもあります。どこかの段階で、掃除や片付けがされなくなっていく、生活が雑然となっていく様子があります。生活の途中で何があったんだろうか、と不用品をビニール袋に梱包しながらふと考えてしまいます。その理由は様々だろうと思いますが、きっかけであったり、条件であったりは誰にでもありえることじゃないかという気がします。

片付けが終わり、空っぽになったお部屋には壁や床にカビなどの生活の汚れが残りましたが、ご遺族様はほっとされたご様子でした。

故人様のご冥福をお祈りします。

 

泉佐野市で特殊清掃の作業をしました。

うだるような暑さの毎日が続きますが、今が暑さのピークのようです。これからは少しづつ気温が下がって過ごしやすい秋が待ち遠しいです。

特殊清掃の現場ではこの時期には強烈な臭いの問題との闘いがあります。ご遺体の腐敗が酷く、血液液や体液が腐った強烈な腐敗臭を引き起こしてしまいます。その臭いは集合住宅では共用部に漏れ出てしまいますので、特殊清掃の現場作業時は窓やドアを開けたままにすることはできないのです。どれだけ暑くても密閉したままの作業をすることになります。こればかりは何年間していてもなれる事はないのですが、熱中症にならないように細心の注意を払って身体の管理をしています。。大阪府泉佐野市での特殊清掃現場作業をしました。現場は集合住宅。

依頼者のご遺族様を待っている間、どこからともなく漂ってくるあの独特の腐敗臭を鼻で臭いを追って部屋を割り出すように注意してみていました。するととある事に気づく。ある特定の集合住宅の外側からみた壁の窓(トイレか風呂)に大量の蠅が飛び回っていた。なるほどここだと思った。現場はお風呂のようだ。お風呂の浴槽の中でお亡くなりになった跡は独特の腐敗臭のなっていることが多く。感覚でいうと重い臭いになります。遺族様と打ち合わせ後、お風呂の特殊清掃の作業に取り掛かりました。浴槽いっぱいの黒くなってしまったお湯をくみ取り浴槽自体を何度も殺菌消毒と洗浄を繰り返して数時間後には見た目はそこで何があったのかを分からないくらいの浴槽に戻しました。この時期なのでお風呂で熱中症になってしまい、そのまま亡くなった可能性もあるとの事でしたが、高齢者エアコンを使用しない方が3割以上もおられるとの事でご家族の方は注意が必要ですね。実家で一人暮らしされている高齢者のご家族の方は一度、ご家族にエアコンの使用をするようにお声がけしてあげてほしいですね。

故人様のご冥福をお祈り申し上げます。

 

孤独死や孤立死、自殺現場の清掃はSCS特殊清掃までご連絡ください。

0120-469-466

 

孤独死や孤立死の統計

お盆休みの中、連日の猛暑日が続きます。最近テレビでの暑さ対策などの言い回しがかわってきました。

熱中症にならないように十分に水分を取ってください。とは言わず、本日では命の危険に関わる暑さになっています。外出を控えましょうと。。初めて聞いた気がします。暑すぎるので注意しましょうではなくて、命に関わる暑さになっていますので外出を控えてくださいってニュアンスyが、台風や大雨、土砂災害時の注意放送と同じレベルということなんですね。この暑さのせいで室内で熱中症でお亡くなりになられている方がいませんようにと願うばかりです。大阪府内で昨年1年間に誰にも看取られないまま、屋内で死亡し、1カ月以上たって見つかった遺体が382体にのぼるようです。死後2日以上たってから発見された方は2996人。65歳以上の高齢者が71%と大部分を占めたが、一方で40~50代の働き盛り層で亡くなられた方はなんと18・4%を占めることも判明。いわゆる孤独死や孤立死の法律上の定義や全国的なデータはないが、今回の調査でその実態の一端が浮かび上がった。孤独死や孤立死の深刻化を受け、大阪府警検視調査課が初めて実態を調査し昨年1年間に同課が調べた、病院で死亡するなどの「自然死」ではなかった1万2309の遺体について、遺体や発見時の状況から事件性の有無を確認。事件性がなく、屋内で死亡してから2日以上経過して見つかった独居者(自殺含む)2996人中男性が2213人で女性の3倍近くに達していた。

10~20代が29人▽30代が33人▽40代が159人▽50代が392人▽60代が684人▽70代が最多の1029人▽80代が572人▽90代以上が98人となった。一方、死後経過した時間については、2~3日が923人▽4~6日が508人▽7~29日が1183人▽1カ月以上が382人。また全体のうち遺族が見つからないなどの理由で身元が判明しなかったのは、今年1月末時点で2・4%にあたる71人にのぼったそうだ。

2011年に東京で調べた年間の孤独死件数はおよそ27000件になるといわれていたがそれの半分近くが大阪の人数だと考えると全国的に正確にデータを取ると30000件を超えているかもしれませんね。いわゆる孤独死の問題が、50代から下の世代でもこれだけあるということにも驚きです。2996人中71人の方が遺族様が見つからないなどの理由で身元が判明しないままだということに衝撃をうけますね。

 

 

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