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死臭 Archive

世界のお墓

みなさんこんにちは。SCSの浜田です。
みなさんは自分が死んだあと、どこのお墓に入るか決まっていますか?
今の時代、お墓の場所や墓石の形、ご遺骨の供養の仕方などそれぞれいろんなバージョンが展開されています。
お墓や霊園を見る度に、学生の頃講義を受けていたドイツ文学の研究をされていた先生を思い出します。
先生の専門はドイツ文学でしたが、趣味で中欧のお墓巡りをされていて、皇帝や芸術家などの有名人から名もない兵士のお墓まで尋ね歩いたその手記を元にした本も出版されています。
先生の本は欧州の歴史やその雑学にも沢山触れられていて、どことなくガイドブックのような構成になっているので旅行に行く際に読んでおくとより一層旅を楽むことが出来ると思います。

本で紹介されていた中でもひと際印象に残ったのはモーツァルトのお墓です。
現代ではその名を知らない人はいないのではないかと思いますが、亡くなったとき彼は世間から忘れ去られ、当時の庶民階級の共同墓地のようなもの(遺体を複数同時に埋葬し、上から石灰をかけるだけ。)
に葬られたものだから、時を経てウィーン市がモーツァルトの埋葬場所を探しても遺骨が判別不可能だったそうです。
そこで、モーツァルトがほぼ埋葬されたかも?と推測される場所に記念碑を立てました。
その記念碑をモーツァルト没後100年後にオープンしていた中央墓地(聖マルクス霊園)に移動し、今に至ります。
記念碑ではありますが一応お墓です。
近年、我が国でも合祀墓、海洋散骨、樹木葬などいろんな形の弔い方がありますが、昔の人も葬り方は数多くあったのですね。

お墓と同じく、亡くなり方も人それぞれですが、さみしい思いをしないようにきちんと供養してあげたいですね。

蛆虫・蠅の季節ももう少し

SCS特殊清掃の岡本です。
列島中の記録を塗り替えるような寒波も去り、本日は大阪でも10度を超える3月の陽気になりましたね。
このまま春が来ればいいな~と普通に考えていると、頭にアレが過りました。
そう、アレとは【蛆虫、蠅】冬場に冬眠していた、蠅がわんさか。。現在、高齢化社会に突入している日本でおひとりで暮らされているいわゆる独居の方、独居老人ともいいますが、そんな方が孤立死や孤独死の現場では、死後なかなか発見されないわけです。今のような冬場の変死現場ではご遺体の腐敗がゆるやかなので、強烈な腐敗した現場にはなかなかならないのですが、夏場のように腐敗したご遺体に蠅が卵を産み付けてそこから羽化した蛆虫が床を這いつくばる。そして、玄関の僅かな隙間からマンションであれば共有部にもぞもぞと出てくるわけです。それを見た住人さんがおかしいと警察に通報したり、アパートや賃貸マンションであれば扉の密閉性が低い家が多く異臭で発見されるわけです。夏場になれば死後2日で十分に腐敗が進行しており強烈な異臭と部屋中真っ黒になるくらいの蠅が生まれ飛び回ります。そんな季節もまたくるんだなぁとなんとも言えない気持ちになりました。しかしそれが私たちの志事です。お亡くなりになられた故人様、遺族様、物件オーナー様、管理会社様、近隣の住人様の哀しい気持ちを少しでも和らぐように頑張ります。変死現場で異臭の消臭・脱臭や、害虫駆除にお困りの場合はお問合せください。スタッフ一同心よりお待ち申し上げます。

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孤独死、腐乱死体、腐乱遺体、変死、死体、自殺などのご相談
特殊清掃専門会社のSCS
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コロンビアのエンバーマー

みなさんこんにちは。SCSの浜田です。

以前、ふと立ち寄ったレンタル屋さんをうろうろしていると「死化粧師オロスコ」というタイトルの背表紙が目に入りました。
タイトルからしてB級ホラーかなと思いながら棚の表示をみるとドキュメンタリーとあります。興味を惹かれ、勢いで借りてみました。

内容は、コロンビアの首都サンタフェデボゴタに葬儀屋が軒を連ねる界隈があり、その通称火薬庫と呼ばれるほど治安の悪い地域で働く世界で最も忙しいといわれる年老いたエンバーマー・オロスコさんの日常を切り取ったドキュメンタリー映画です。
エンバーマーとは葬儀専門の技術者や医学資格を有した医療従事者によって遺体を消毒、保存処理を施し必要に応じて修復することを生業とする人です。
感染症対策の目的もありますが、主にご遺体をご遺族に見せる為に生前のままの形に化粧する技術者です。
無口で眼光鋭いオロスコさん、40年近くエンバーミングに従事していますが前職は警察官だったそうで、まさに死体は見慣れたものと言わんばかりに毎日数体(月に約100体!)運び込まれてくる傷ついた死体を淡々と、黙々と修復していきます。
それでいて丁寧に扱い仕上がったご遺体は、見た目のショックは和らぎ、安らかに眠っているようでした。オロスコさんの仕事はただご遺体をきれいにするだけでなく、ご遺族の心のケアに貢献しているものと思います。

私も、ただ人が亡くなった跡を掃除し、臭いを取るだけでなくご遺族やその他故人の死に関わった人達のあらゆるアフターケアに尽力させて頂きたいと思います。

スキーツアーバス転落事故

みなさんこんにちは。SCSの浜田です。

長野県軽井沢市でスキー客を大勢乗せたバスが崖から転落し、多数の死傷者を出す事故がありました。

スキーシーズンなので、乗客のほとんどが仲間とスキーを楽しみに来た大学生だったそうです。
まさに人生これから。希望の塊のような学生さんが犠牲になってしまうのは、報道で見聞きしただけでも悲しい気持ちになります。
亡くなられた方には本当に、心からご冥福をお祈りいたします。

残念なことですが夜間運行バスの事故はここ数年よく起きており、他の交通手段より安価であるため若い人が多く利用し事故に巻き込まれています。
一般的な金銭感覚だともちろん「安い」もののほうが財布にやさしくありがたいものですが、「安い」には「安い」理由があります。
品質がいいものや、きちんとしたサービスにはそれ相応のお値段がかかりますが、安全・安心という目に見えない価値がそこに入っているのですね。

弊社のサービスである特殊清掃のお値段は決して安いものではありませんが、感染症対策の消毒、あらゆる技術を駆使した消臭、一般では困難な害虫駆除、そしてなによりお客様の心の負担軽減を目指した業務を行っています。
突然のご不幸に直面した際は、安全・安心のSCSにお任せ下さい。

ごみ屋敷の特殊清掃

 

 

 

 

SCS特殊清掃の岡本です。

早いもので一月ももう半分が過ぎ折り返しです。こうやって一年がものすごいスピードで過ぎていくんですね。

1日1日を無駄にしないように精一杯生きていきたいと思っているのですが。

人は人。自分は自分だと思う事柄がたくさんあります。

1年間を振り返ってみても実に自宅がごみ屋敷の中、ごみに埋もれてお亡くなりになる高齢者~若者たちの

部屋の後片付けです。物の片づけであったり掃除というものは、人間だれしも

継続することとしては非常にめんどくさいと実は思っている事なんです。

お仕事されている独居の方であれば、1週間に1回お仕事のお休みのときにされる方が非常に多いです。

中にはトイレ・風呂は必ず毎朝する。

こういった事が清潔・きれい好きになることなので、部屋が少しでも汚れる事を嫌います

結果、清潔であるがゆえに部屋内に潜伏する、細菌や病原菌が非常に少ないので体にも良い。イコール健康である。

はじめは少しの差だとは思うのですが実際長い年月毎日・毎週掃除する人と、1か月、半年、1年と

しない期間も非常に増えてしまうので不衛生な居住空間を作り出すとこになり、ごみを溜め込む結果ごみ屋敷。

そうすると余計にそれに慣れてしまい自分の健康の事など考えなくなります。

不衛生な居住空間ではとてつもない数の細菌が舞っています。

それも鼻や口から吸引する事により直接体内に取り込んでいきます。そして不衛生な所で住む住人様なので

病原菌に対する体の免疫力の低下に繋がり、少しずつ体に悪い菌を取り込み感染症にかかるわけです。

マイクロメートルやナノメートルと人間の肉眼では見えない細菌だけに怖い事なのです。

ごみ屋敷などで亡くなられた現場の掃除をするときに思う事があります。

もっと早くに綺麗に片づけのお手伝いが出来れば、亡くならなくても良かった命だったのではないかと?

そう思うと悔しくてたまらない気持ちになります。

ごみ屋敷や汚部屋の掃除もSCS特殊清掃の技術で綺麗さっぱりにお手伝いさせていただきます。

お問合せ、スタッフ一同心よりお待ちしております。

 

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人の死は年中無休

SCS特殊清掃の岡本です。

今年もどうかよろしくお願いいたします。

2016年も年明けから依頼があり。年の暮れに自ら命を絶った自殺案件、年始の挨拶に伺った際、返事がないので不審に思い

部屋を開けると室内で病死していたという孤独死。どちらも緊急対応希望との事なので三が日も休み無しで対応しました。

室内の汚染は床フローリングいっぱいに広がる血液や油分を含む体液が主で、夏場と違い、ご遺体の腐敗スピードが遅く

強烈な腐敗臭では無いのだが、独特の生もの系の臭いが部屋に充満。特殊清掃の作業にはもちろんそれを丁寧に消臭・脱臭をすることが当たり前の工程になりますので、あらゆる技術と経験を活かして一心不乱に作業させて頂きました。

お部屋で自死される方の気持ちにたってしまうとまともに作業すらできなくなることもあります。

しかし、私はそれも大切な事なんだろうと自分の胸にいい聞かせています。故人様、かかわる親族様、物件オーナー様、管理会社様の

気持ちが少しでも晴れるように、安らげるように。今年も一年間、前向いて頑張っていきます。

いついかなる時も

●いついかなる時も

ブログをお読みいただきありがとうございます。 特殊清掃SCSスタッフの松田です 。

年末ということで、もうお休みに入られた方もいらっしゃるでしょうし、今日で終わりという方も多いのではないでしょうか。お正月はゆっくりと過ごしたいというのが人情ですよね。とはいえ、人がお亡くなりになるのは、いつかわかりません。予定があるわけではないんですね。ですので、お正月や大晦日にご不幸に見舞われるケースもあるわけです。まして、発見が遅れてしまった場合には、通常の手続きとは別に、お部屋の清掃なども必要になってきます。こうなると、年末年始のお休みだなどといっていられない状況です。

年末だろうと年始であろうと、困っている方がいる限り、SCSは駆けつけます。お気軽にお電話ください。

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事故物件

みなさんこんにちは。SCSの浜田です。

私は仕事柄、不動産会社さんや管理会社さんとお話しする機会が多々あるのですが、「事故物件」という単語がよく出てきます。
事故物件には明確な定義はなく、広義では住宅ローン破綻や所有会社の倒産など売却理由としての金融事故、も含まれますが災害や害虫被害が解決していないものも含まれます。
対して一般的に事故物件といいますと自殺、事故死、火災による焼死、不審死など人に死に関わる事件があった場合を指します。もちろん、孤独死等で長期間発見されずに死体が腐乱した場合も当てはまります。
これらは「心理的瑕疵物件」とも呼ばれ、簡単に言えば「人の死んだ物件は気分のいいものでないので傷物と見做す」ということです。
仕方ないことです。
世の中いろんな死に方がありますが、亡くなった痕跡をきれいに戻し、また生きた人たちが利用できるようにし、またそれが亡くなった方の供養になれば幸いなことだと私は思います。

ゴミ屋敷で亡くなるということ

みなさんこんにちは。SCSの浜田です。

以前、ゴミ屋敷で孤独死され死後数か経過した物件の特殊清掃をいたしました。
分譲マンションだったため、賃貸のように家賃が支払われていないというような外部からの接触がなく発見が遅れたようです。
また、亡くなるずっと前からゴミ屋敷状態だったらしくご遺体が運び出された後にゴミの山が崩れ、死臭(腐敗臭)はすれども亡くなられた場所が私たちには見当が付きませんでした。
さらに数年蓄積されたゴミの臭い、生前飼っていたであろう猫のエサや排泄物などの臭いが入り混じり壮絶な現場でした。
何とか亡くなられた場所も発見し、しっかり消毒。ゴミの撤去を続けていると・・・
ご遺品から思い出の品(アルバムや賞状など)がこれでもかと出てきました。とてもきれいな状態で。
なにかの原因があってゴミ屋敷になってしまったけど、思い出だけはゴミにできなかったのですね。
そんな思い出を語れるご近所さんやお友達との接点が少しでもあれば、また違った亡くなり方もあったかもしれないと、ちょっと複雑な気分になりました。

仕事は大変!

SCS小澤です。

特殊清掃に携わって思い知らされたのが、この仕事は大変だ!ということ。

部外の人が感じるであろう特掃のイメージといったら、多分、「グロい」「くさい」とかそういうところだと思います。

まあ、それもハズれではありませんが、私の、この仕事に対する印象は、特殊清掃=引越屋+大工+電気屋+解体屋+廃棄物業者+掃除屋+営業マン+・・・・÷8 といったところでしょうか。 まだ分子が少ない感じですが。

とにかく、いろんなことを素早く考えて、素早く動いて、決められた時間、金額内でこなさなければならず、大変! ということです。

独居死で亡くなられた方のお部屋は、においのきつい場合が多く、ご近所の事を考えれば、特にスピードを求められます。

冬の間は、仕事の数も減ってはきますが、こんな時は、コツコツ足りないスキルを磨きたいところです。

 

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