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神戸市長田区で特殊清掃の作業をしました。

先週後半に衝撃のニュースがはいってきました。昨年、筋萎縮性側索硬化症(ALS)闘病者の女性を嘱託殺人したとの事で、医師2名が殺人容疑で逮捕されました。平成の初期にも医師が逮捕された事件がありましたが、昨今日本でも議論される機会が出てきている、安楽死や尊厳死といった問題。今回のALS患者だった当時51歳の女性は、自分の力で身体が全く動かない状態だったそうです。まだ話しできたり、身体を動かす事が出来る状態のときから、お世話をしてくれるヘルパーの方や親近の方には、死にたいといった言葉を出していたそうです。メディアでも議論されているように、本人が死にたいと口にしていても、回りに迷惑かけたくないから本心では無いという意見もありました。確かにそれも一理あるかもしれません。れいわ新選組から船後靖彦参議院議員も死ぬ権利(安楽死・尊厳死)よりも生きる権利を守る社会にとおっしゃっていました。安楽死・尊厳死を認めてしまうと日本ではどうなるのでしょうか。世界では安楽死や尊厳死を認めてくれる国があります。私も昨年TVドキュメンタリ―で日本人の方がALSで苦しみ、安楽死をするためにスイスできょうだいに見届けてもらうように最期を遂げた。亡くなられた女性は意識がなくなる瞬間まできょうだいにありがとうと伝えて逝き、きょうだいはごめんね、ごめんねといいながら涙ながらに見送るという場面に私の涙腺が崩壊して、その後ずっと考えさせられたのを思い出しています。先日、神戸市長田区で特殊清掃の依頼が入りました。ユニットバスの特殊清掃依頼でしたが、現場に着き遺族様の話を聞きました。実は無理心中でお母様の首を絞めて殺したお父様がお風呂で首を吊って自殺。長年お母さまの身体が悪く、痛みも激しいため、身体も動かすことがままならなかったそうです。ご飯も食べれないくらい弱って、旦那様に殺してくれとずっとせがんでいたそうです。そして二人で話し合った結果が一緒に行こうと。それも残された子供たちになるべく迷惑をかけないように家の相続関係や金銭関係をまとめたものをお子様へ速達で送り、中には遺書もあったそうです。すぐにもよりの警察に電話して発見されたので死後半日程度で特殊清掃する中では汚れは優しい状態で、独特の死臭や腐敗臭はなく、蛆虫や蠅で汚染されたこともない状態でした。7月の時期に死臭の消臭する必要がないこと自体、お父様のお気遣いだったと思いました。このことを、号泣しながら語る遺族様にもらい泣きしたのはゆうまでもありません。これは究極の愛のカタチだとおもいました。もし安楽死が日本も認められているならば、お父様はまだ生きていたと思います。しかし、苦しんでいる妻を見てお父様はどうしてあげることもできないことと、楽にさせてあげたい気持ちが葛藤、覚悟を決めて実行したことだと思います。今回の医者2人は金銭の受け渡しもあり、これから動機の解明がされていくのでしょうが、亡くなった女性はこれで本当に楽になれたからよかったのでしょうか。この事件をしって、今回の特殊清掃現場での出来事と重ね合わせていくと哀しい気持ちになります。故人様のご冥福をお祈り申し上げます。

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