- 2020-12-14 (月) 9:45
- ゴミ屋敷清掃
SCS特殊清掃・ケアサービスの林田です。
世の中にはゴミ屋敷というものが存在します。まさかと思う人も多いと思いますが、本当に天井近くまでゴミで埋まっている部屋があります。先日も火災がありましたが、それもゴミ屋敷でした。ゴミ屋敷というのは、火災の危険性が非常に高いです。タバコを吸われる人の部屋ですと、タバコからのボヤによって所々焦げている場所がみつかることもよくあります。よく火事にならなかったなと思いますね。このほかにも電化製品による漏電や断線による火災の危険性も生じます。生ゴミ系統のゴミ屋敷の場合、水分が下に堆積してしまうので漏電の危険性が高まります。また、ゴミの重量で下に埋もれた電気製品が壊れたり、断線したりして家事の危険性が生じます。
またゴミによって、ネズミやゴキブリが寄ってきます。また夏場ですとハエやコバエが大量に発生します。こうった害虫は当該の部屋や家だけでなく、近隣の方の住環境にも影響を及ぼしてしまいます。
ゴミ屋敷に住んでいると、他人が部屋に入るのを拒むようになります。やはりそういう部屋を人に見られるのは嫌だという思いはあるようです。まだゴミを溜めているといった認識があればいいのですが、ゴミではなく所有物だといった認識の人もいます。こちらはもっと片付けるのが大変です。捨てる気がないからです。「健全な精神は健全なる肉体に宿る」とも言います。こういったゴミ屋敷の場合、食事はインスタントで、お風呂にもきちんと入らないといったケースがよく見受けられます。「衣食足りて礼節を知る」を知るといった言葉もあります。まずは、環境を整えることからはじめて、ゴミ屋敷になってしまうココロを変えていければいいなと思い、作業しております。