スタッフブログ|独居死・孤立死・自殺のSCS特殊清掃・ケアサービス
ひきこもりVOICE STATION
- 2022-02-19 (土)
- ひきこもり
●ひきこもりVOICE STATION
前回は内閣官房 孤独・孤立対策担当室のウェブサイトについてご紹介しました。
続いて厚生労働省のひきこもり支援ウェブサイト「ひきこもりVOICE STATION」のご紹介です。
ひきこもり当事者や家族に向けた情報がまとめられたサイトになっています。
ひきこもり当事者経験のある芸人の髭男爵の方や中川翔子さんのインタビューもアップされていますね。
全国でひきこもり状態にある人は約100万人いるとのこと。
とても多いですね。それだけ普通のこと、誰にでも起こりうることだということです。
そのなかでもひきこもり期間が10年、20年という方も多くおられるようです。
5080問題という言葉があるくらいです。(ひきこもりの子が50代、それを支える親が80代という社会問題)
データによると「家族に申し訳ない」という思いの当事者の方は多いようです。
生活の現状に満足していないながら抜け出すきっかけがつかめないということでしょうか。
あまり知られていないように思いますが、全国に「ひきこもり地域支援センター」という相談窓口が設置されています。
ひきこもりがすぐに脱しなければならない悪だとはいえないと思いますが、そのことで生きにくさを感じる本人や家族がいるなら、こうしたセンターやウェブサイトが動き出すきっかけになるといいですね。
孤独や孤立を身をもって知っている当事者だからこそできることや分かる気持ちというものもあると思います。
あなたはひとりじゃない
●あなたはひとりじゃない
突然何のことかと思われたかもしれませんが、政府の内閣官房 孤独・孤立対策担当室から「あなたはひとりじゃない~声をあげよう、声をかけよう~」というウェブサイトが立ち上がっています。
年代、性別、さまざまな状況で、誰にでも起こりうる孤独・社会的孤立について、啓発と支援につなげる役割があるようです。
孤独・孤立について話し合うオンラインのトークイベントや、チャット形式による相談窓口・支援制度の紹介などが内容となっています。
誰にも言えずに悩みを抱えるというのはしんどいものだと思います。
言える場所がある、人がいるというのは大切です。
困っていることが話せる、聞くことができるそういう社会にしていこうという趣旨ですね。
私たちの業務でもいわゆるゴミ屋敷といわれるようなお部屋の清掃や片付けをお手伝いさせていただいておりますが、お部屋の主の方も、ゴミが溜まってきている、捨てないといけない、とは分かっておられて、ご自分でもどうにかされようとしている間にできずに事態は悪化し、どうにもご本人だけでは手を付けられなくなって、ついにお片付け業者である私たちに連絡をいただくというパターンはあります。
もっと早い段階で身近な誰かに相談できていれば、自治体による日常ゴミや粗大ゴミの対応で済んだかもしれませんし、部屋の汚染、健康被害、金銭的損失は避けられたかもしれません。
ウェブサイトから良い方向に歩み出せる人があらわれるといいですね。
興味のおありの方は「あなたはひとりじゃない」で検索してみてください。
お仕事に常時してすべての人、自分を大切にする。
新型コロナウイルス感染症の第六派が、全国で猛威を振るっている中で大阪も過去最高の一日の感染者を更新しております。
毎日のニュースの中で著名人で誰が感染したかとか、不安が煽られる報道の中で、私の身近な知り合いで陽性になったかたも
数名でてきております。(あくまでも知り合いなので濃厚接触しておりません)本当に心配な日々が続いておりますが、
新型コロナウイルス感染症の対策として、マスク手洗いうがいの徹底をしてまずは【かからない】【うつさない】ように
年末前から年始にかけて私たちのお仕事でもあります特殊清掃が落ち着くのかと思っていましたが、今年も怒涛の年末年始になりました。
年末の寒波でかなり近畿地方でも雪が積もるくらいの気温の低下がありましたので、特殊清掃が必要な凄惨な現場であっても
気温の高い夏場との違いで、死臭(腐敗臭・腐乱臭)も強烈に嗅覚を刺激するほどでは無くて、夏場ならば強烈な死臭(腐敗臭・腐乱臭)が
嗅覚のみならず目が開けられないくらいに視覚にまで刺激する現場だと思います。今の時期は特殊清掃の作業自体をスムーズに無心で
行えるという事です。あと数か月もすればまたあの強烈な現場が待っていますので気持ち的にも何か?を温存できるのかなと。苦笑
私たちの特殊清掃現場では切っても切れない大切な事があります。特殊清掃現場といっても様々です。
例えばペットを放し飼いしてしつけをきちんとできなくて排泄物の垂れ流しがそのままの状態を特殊清掃する。これも
特殊清掃ですし、今社会問題になっておりますセルフネグレクト問題。世間一般に名前が認知されている
ゴミ屋敷。これの片付けや原状回復は特殊清掃になります。
そして、入居者が孤独死や孤立死、自死(自殺)、殺人(殺害)によっての原状回復現場。勿論故人様に限りませんが
かなりの割合でだれかが亡くなってしまった現場も特殊清掃です。
ほとんどの場合が故人様がその場所にいなくなったままの場所 いわば住居がそのままの状態で残されているわけです。
お亡くなりになられる方は高齢者から若い方まで様々ですが、近年では高齢化社会の関係もあり
高齢者の方がお亡くなりになる場合が非常に多いです。
高齢者の方が亡くなると、10人に6.7人はお亡くなりになられた方のご先祖であったりパートナーのお仏壇が鎮座しています。
御仏壇というのはわれわれSCS特殊清掃ケアサービスの考え方では、お仏壇は祭られている方の今の住処と考えます。
特殊清掃のお見積りを作るときに遺族様であったり、身寄りが無い場合であれば物件のオーナー様が依頼者になる事があります。
依頼者は少しでも安く金額を抑えたいのが当たり前です。
毎日、お仏壇にお勤めをしていた故人様の想いであったり、お仏壇に祭られているご先祖様の事を深く考えないことは
当たり前かもしれません。そんな状況なので遺族様でもオーナー様でもお仏壇は処分してくださいと言われる事が多いです。
私はそんな場合でお伝えします。申し訳ございませんが、弊社ではお仏壇は故人様のご先祖様との対話できる家のようなもの
なので、ゴミとして扱う事はできません。それでもどうしてもというならば、弊社がかねてよりお世話になっている
お寺へ持ち込んでお仏壇を火にかけてその灰を、誰も踏むことのない山の頂上付近まで三輪車で運んで土に還す。撒いて頂きます。
これをお焚き上げといいます。そして祭られている先祖であったりご家族様に対しての毎日のお勤めでお経をあげてくださります。
これを最大半年以上にかけて毎日心こもったお勤めしてくださいます。
しかしそれだけの事をしていただけるのにはお気持ちのお布施も必要になってきます。
お金の問題であれば、市区町村の環境課に連絡して粗大ごみとして取りに来ていただく選択もあります。
どうされますか?と提案させていただきます。
こればかりは何が正しいという選択肢は依頼者に決めていただく必要があるのです。
別に粗大ごみやパッカー車に処分しても誰がバチに当たるとかそのようなオカルト的は事では無くて
われわれSCS特殊清掃ケアサービスのスタッフは、15年以上にわたって大阪の高槻市にある一乗寺という日蓮宗のお寺に
今まで何100基とお仏壇をそのお寺様に持ち込ませていただいております。
新型コロナウイルス感染症の脅威が始まってからは年末のお蕎麦や除夜の鐘を中止しておりますが、
それまではお寺の大掃除と大晦日のご奉仕にずっとお手伝いさせていただいていました。
そのお寺のお上人が本当にすばらしい住職様で、1基、1基丁寧にお経をあげていただいているのを
毎回目にしているので、ぞんざいに扱う事はできません。
お上人はいつも遠慮しなくて持ってきてくださいとおっしゃって下さります。
しかし、なんでもかんでも沢山の仏壇をお持ちするとお上人の負担になると思うのです。
それくらい1基に対しての想いが伝わるのです。
われわれはSCS特殊清掃ケアサービスのスタッフはこのような縁で先祖の大切さであったり、家族、他人、自分自身の大切さに
常日頃から向き合わせていただいております。ありがとうございます。
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孤独・孤立対策推進会議による重点計画
令和3年12月28日付で内閣官房孤独・孤立対策推進会議による孤独・孤立対策の重点計画が発表されていますね。
内閣官房ホームページにて概要や本文が読むことができます。
新型コロナ感染拡大後に、交流・見守りの場、相談支援を受ける機会の喪失が起こっていて、コロナ禍以前から社会に内在していた孤独・孤立の問題が「顕在化・深刻化」しているとあります。
若い人や女性の自殺が増えていることもそうですし、ニュースを見聞きしていても何かイライラしたことでキレて犯罪に至るようなケースも増えているような気がします。
孤独と孤立の定義についても書いてありますね。
孤独が一概に悪というわけでは決してなくて、だいぶ以前からおひとり様とかひとりキャンプなんて言葉も流通しています。
「望まない孤独」「孤立」は支援が必要な問題になりうる可能性がありますね。
「ぼっち」なんて言葉は望まない孤独を指しているように思います。
孤独、孤立の問題は弊社のような特殊清掃業とも大きくつながる問題です。
ゴミ屋敷といったセルフネグレクト、孤独死、孤立死、自殺、そういった問題が発生した後、顕在化した後の対応に私たちのような業者は関わっているわけですが、本当に大切なことはその予防だと思います。
つながり作り、地域作り、相談の声を上げやすい環境の整備など対策、施策、方針が示されていますので、ぜひ目に見える形で推進していっていただきたいと切に願います。
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新年のご挨拶 SCS特殊清掃・ケアサービス
- 2022-01-05 (水)
- 未分類
新年のご挨拶
新年明けましておめでとうございます。
いつもブログをお読みいただきまして、誠にありがとうございます。
昨年はコロナ禍が収束せず大変な一年でした。
ですがワクチン接種が進み、治療薬の開発も進んできているなど少しずつ明るい兆しもみられてきています。
引き続基本的な感染対策を徹底しながら、全員で乗り切っていきましょう。
新しい一年が皆様にとって健康で実り多い一年となることを心よりお祈りいたします。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
SCS特殊清掃・ケアサービス スタッフ一同
今年は職を失った方の自死現場が多かったです。
今年も残すところあと僅かになりました。SCS特殊清掃ケアサービスに関わってくださりました沢山のご縁に感謝いたします。
来年も宜しくお願いいたします。今年も一年間で沢山の特殊清掃業務をおこなってきました。
来年の年始もすでに予定が決まっておりますが特殊清掃の緊急対応等、年中無休で対応させていただいておりますので
お困りの際はSCS特殊清掃ケアサービスまでご連絡戴ければと存じます。
今年を振り返って、やはり新型コロナウイルス感染症の影響で緊急事態宣言もあり
職を失った方が多いのか、とにかく一年間で(自死)自殺現場の特殊清掃が多かったです。
孤独死(孤立死)現場も年々増えて今年も多かったですが、
中でも圧倒的に多く感じたのは特に女性が自死(自殺)された特殊清掃や遺品整理の現場を
沢山対応させていただきました。
つい先日にあった現場では懇意にして頂いてる葬儀社からの依頼でした。
娘さんが自死(自殺)されたので遺品整理を頼みたいとの事。
自死(自殺)されるかたの9割は自室にて、首にロープ等をかけてお亡くなりになられる方がほとんどです。
10年以上前に問題になった硫化水素を発生させて自死(自殺)される方はもうほとんどおられませんが、
練炭を利用した(1酸化炭素中毒)自死(自殺)もかなり少なくなってきているような気がします。
それでも年に数回は対応しているような気がします。
このように自室で自死(自殺)される方がほとんど。
ご遺族様と電話で打ち合わせした時に確認させて頂いたのですが、
お部屋でお亡くなりになられておられたのですかと。しかしどうも違うようなのです。
現地で待ち合わせしていたので、部屋へ向かうと部屋の中からご遺族の初老の男性が出てこられました。
挨拶をして少し話をしていると娘さんを突然このような形で失い、葬儀を終え数日は動けなかったようでした。
ようやく重い腰を起こして、片づけねばと決めたようです。
それでも喪失感は想像を絶するものでご遺族様のお顔には覇気が無く悲嘆に暮れている状態です。
御遺品整理の見積を作りながらご遺族様とお話ししている中で、娘さんの自死(自殺)についてお話してくれました。
河川敷で手首を切って絶命していたそうです。
半年前にご遺族様の連絡があったようでした。お金が無くて困っているとの事だったそうです。
それからは連絡が無くてこのような結果になってしまったことの後悔。
娘さんは部屋で亡くなると家族に迷惑をかけるのをきっと理解されていたんだと思います。
本来、賃貸物件での自死は、損害賠償の対象になる事がほとんど。
昔にあった現場で今でも忘れる事が出来ない事で、自死(自殺)された部屋の階全ての住人が
出て行ってしまったので、大家さんがご遺族さん対して全員分の家賃を数か月分請求するケースがありました。
家賃の請求だけでも飛んでもない金額になりますが
それだけではなくて、特殊清掃費用、消臭(脱臭)費用、リフォーム工事費用を全て支払わなければなりません。
賃貸の連帯保証人に対しては責任があるわけです。
故人様は賃貸住宅で自死すると両親に迷惑が掛かってしまう事を調べそこまで理解した上で、外にでて河川敷で絶命。
考えただけで涙が出そうでした。
お部屋には必要最低限の家財のみが残されていて、クローゼットには布団も綺麗に収納した状態でした。
故人さんの人柄がみてとれるような生活感がありました。
故人様のご冥福をお祈りすると共に残されたご家族様の悲嘆が和らぎ、一歩づつ前を向いていけるようになりますように。
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孤独死や孤立死現場での新型コロナウイルス感染との関係
昨年からの新型コロナウイルスの猛威によって、世界中の人々のライフスタイルが一変しました。
日本では新型コロナウイルスの感染が少し収まっている状態ではあります。
終息に近づいているのかなぁとも思ってしまいますが、基本的な感染症対策を講じて引き続き生活していくしかありませんね。
昨年夏からの度重なる緊急事態宣言期間中や、蔓延防止期間などでも私たちの仕事である特殊清掃の現場は続いていました。
もしかしたら、新型コロナウイルスに感染している人が孤独死しているケースも疑わざるを得ないケースも沢山ありました。
特殊清掃の現場では感染症対策の一環として、基本防護服を着用して作業することになります。
SCS特殊清掃ケアサービスの社員全員が、感染症対策の座学勉強して取得したのが民間資格ですが、
医療機関や大手製薬会社等の企業の社員さんも取得している【医療環境管理士】の資格試験に合格しています。
その資格が無ければ特殊清掃の現場作業をする事は出来ないわけではありません。
SCS特殊清掃ケアサービスの社員全員が、何故その資格を取得したのかと言いますと、
誰よりも感染症の恐ろしさを勉強することによって、全て理解したかったからです。
目に見えないリスクなので危機管理をもって特殊清掃現場に臨むわけですから、全ての社員が感染症に
羅漢するリスクは限りなく低いわけです。
新型コロナウイルス感染症が広がってから、孤独死現場にまず初めに入って御遺体の確認をされる消防や警察、鑑識が
以前とは違う、完全防護服状態で対応されているそうです。
コロナかもしれないという可能性があるからだそうです。
SCS特殊清掃ケアサービスの社員全員が医療環境管理士の資格で勉強してきたことのひとつに
ウイルスと細菌の違いがあります。
その大きな違いは最近は宿主(ここでは動物・人間)が死んでも細菌は自ら増殖することが出来るのに対して、
ウイルスは宿主が死ぬとウイルス自体が生きた細胞の中でしか、自ら増殖できないので死滅するという事です。
新型コロナウイルスの研究でもまだまだ正確な時間数は確定されていません。
しかし間違いなくウイルスは生きた細胞の中でしか増殖する事が出来ないので、時間が経てば死滅します。
孤独死や孤立死現場で時間が経って発見されたご遺体が、生前に新型コロナウイルスに感染していて、
それが原因でお亡くなりになったとします。
しかし時間が経って発見されたご遺体にはおそらく新型コロナウイルス自体は死滅していると思います。
それでもウイルスよりも大腸菌やその他細菌に汚染されているので、感染症に羅漢しないために防護服を着用するわけであります。
新型コロナウイルス感染症が猛威を振るってからの孤独死現場では、もしかしたら新型コロナウイルスに感染して、コロナだと
気づかずに容態が急変してお亡くなりになられた方もいたのかもしれません。
特殊清掃を今年一年間振り返り、私自身が気になったことがあります。
特殊清掃が終わり、依頼者様から遺品整理や残置物処分を頼まれることがあります。
遺品整理の作業とはお亡くなりになった方の家財を一つずつ確認しながら、書類関係もひとつづつ必ず目を通します。
その際に孤独死や孤立死現場でよく見かけるのが、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種券です。
私が今年見てきた孤独死現場で、新型コロナウイルスのワクチンの未接種者の方が90%以上でした。
中には大勢封筒自体も開封していない方もいました。
高齢者程重傷者が増えるので、ワクチン接種を早くから優先的に接種券も配られていましたが、もしかしたら
関係もあるのかもしれませんね。
感染症に羅漢された職場を除染
12月に入って全国的に一気に寒さが増しましたね。
今年を振り返ってみると、特殊清掃の業種でもやはり新型コロナウイルスの影響が大きかったような気がします。
勿論、SCS特殊清掃・ケアサービスでは新型コロナウイルスに感染した方のオフィスや職場への除染回数も数百回対応しました。
感染者の陽性が判明したとなると、他のクラスター感染を防ぐための予防措置が必要となります。
特にスーパーや商店などでは、お客様が安全に出入り出来る状態に戻す必要があり、徹底した除染作業を早急に対応する
必要があるのです。
我々は昼間に孤独死や自殺現場を特殊清掃の作業をして、夜間に新型コロナウイルスに羅漢された感染者がでた現場の除染作業をする。
思い起こせば、SCS特殊清掃ケアサービスのスタッフ全員が誰一人感染すること無く、本当によく頑張ってくれました。
真夏の暑い中昼は孤独死や自殺現場の特殊清掃、夜は新型コロナウイルスの除染作業。ずっと繰り返し作業でした。
日本では第5派が収まり、世界中では新たなオミクロン株となる変異撞が出始めているようですが、これ以上被害が大きくならないことを
願うばかりですね。特殊清掃は高齢化社会の背景もあり、年々増え続けているのが我々も最前線で仕事をしているので肌で感じます。
しかし新型コロナウイルス感染に関しましては予防策が明確になりつつあることなので、一人ひとりが意識をすれば終息するのでは
ないでしょうか。それはもちろんワクチン接種の問題だけでなく、一人ひとりの手指消毒、うがい、マスクとある程度の
ソーシャルディスタンスの意識。そして経口薬の開発が大詰めになっているようなのでそれにも期待ですよね。
海外製ではファイザー、国内製では大阪に本社がある塩野義製薬が頑張って臨床試験を繰り返してくれています。
早ければ、年内承認が取れるかもしれないとの事ですが、来年でもいいと思います。安全性優先で宜しくおねがいします。
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冬場は入浴中の事故に注意
- 2021-11-15 (月)
- ヒートショック
毎年書かせてもらっていますが、冬場(12月から2月)になると入浴時の事故が増えます。
冷えた脱衣場から熱いお風呂との急激な温度差によって心筋梗塞や脳出血、失神などを起こしてしまう、いわゆるヒートショックが原因となります。
湯船に浸かっているときに失神して溺死してしまうこともあるようです。
年間の入浴中の死亡者は交通事故でお亡くなりになる方より倍以上多いというデータもあります。
特に高齢者の方に注意が必要と言われています。
予防法を書いておきますので参考になさってください。
・入浴の前に脱衣所や浴室を暖めておく。
・入浴の前に水分補給をする。
・お酒を飲んだ後や食後すぐの入浴はしない。
・お湯の温度を熱くしすぎない。41度以下にする。
・長く湯につかりすぎない。
・浴槽から急に立ち上がらない。手すり等を持ってゆっくりと立ち上がる。
・同居する家族があれば、一声かけてから入浴する。
季節性うつ病
- 2021-10-30 (土)
- スタッフのつぶやき
SCS特殊清掃・ケアサービスの林田です。
季節性うつ病というものがあるそうです。
気分の落ち込みや身体的な不調といった症状があり、10~11月頃から増えて春先にはおさまってくるパターンをもつようです。日照時間の影響もあるようです。季節の変わり目は体調を崩しやすいというのはよく言われますが、身体だけでなく心・メンタルの方も同じくのようです。なんとなく実感できるという方も多いのではないでしょうか。私も前職は障がい者支援施設で働いていたのですが、精神障がいの利用者の方で季節の影響を受ける方はおられましたね。
また、昨年はコロナ禍の影響もあってか、自殺者数が11年ぶりに増加に転じ、若者と女性が増加しています。孤立、孤独の問題があるだろうと思います。孤立と言っても、経済的であったり、人との交流が持ちにくい社会的な状況であったり、未来の見通しを持ちにくい心理的なものであったりと
複合的な問題かと思いますが。そして孤立という問題の極端な形のあらわれ方として、私たち特殊清掃業も関わることとなる自殺や孤独死があるのではないでしょうか。
季節性うつ病の話に戻りますが、この時期、もしご自身や身近な方でなんとなく元気がないとかいつもと少し様子が違うとか気づかれることがあったら、普段以上に気にかけたり、ケアが必要かもしれません。昼間によく日光を浴びるようにし、バランスよく栄養をとり、適度な運動をして、夜はよく眠れるようにする。少し気をつけて秋、冬を迎えたいと思います。