SCS特殊清掃ケアサービスの岡本です。
私はこの特殊清掃業界でお仕事をさせていただきまして、早10年になりました。
今まで沢山の現場を清掃させて頂き、同じ現場は2度無いといっても過言では無い。
人間の人生と同じように10人十色といいますか、故人さんも人間で有ったわけで
その人の生き様が現場を物語っているわけであります。
本当に沢山の現場を経験させて頂きました。特殊清掃を始めた頃は感情移入しすぎて
涙しながら清掃したもので、辛くて辞めていくスタッフが多いのがこの業界なのかもしれません。
時には怪奇現象(霊現象)も感じた事も沢山ありました(今は全くありませんが。苦笑)
ストレッチフィルム(巨大なラップみたいなモノ)が急に飛んできて額に当たったり。
遺品の時計の針が急に逆回転して速く回ったり。スクレパー(カッターの刃)が飛んできて額を切ったり。
子供の泣き声がどこからか聞こえて来たり(本当の話)真夏のゴミ屋敷(モノ屋敷)の部屋でクーラーも
ついていないのにすごく冷気を感じたり(練炭自殺現場)とにかく色々ありました。
孤独死や孤立死、殺害現場様々行きましたが、一番辛かったのはやっぱり、自殺(自死)現場でした。
首を吊るロープを架ける為に、長年愛用したであろう(大工さん)ハンマーで絶妙な角度で釘をうって
それでロープをかけた故人さん。
女性の方で迷惑かけたくないから、先に家財道具をすべて引き払って、ぶら下がり健康器と新品の脚立、ちゃぶ台の上には家の鍵と、
脚立の説明書のみがおいてあり、床にはビニールシートを敷いてありました。
腹を包丁で刺して苦しみながらはいずりまわり、家中の至る所に血液が飛び散り、最期はお風呂場で絶命したのでしょう。
血だまりがくっきり包丁の跡になっていました。
コロナ過で仕事が無くてお金も無い状態が続き、賃貸マンションなので迷惑かけないように、河川敷で刃物で自身を
刺し絶命した方の部屋の遺品整理をしていた時のお父さんの悲しそうな顔を思い出します。
離婚して子供たちと会えないのが辛いんでしょうね。子供たちの写真を囲んで練炭自殺した方。何人かいました。
他にも沢山の故人さんの壮絶な最期のお掃除しました。
特殊清掃は決して楽な仕事ではありません。故人さん自身もまさか自分が腐敗して想像していた以上に
身体が腐り腐敗体液でドロドロになるなんて思っていなかったと思います。
絶対その事に対してはどんな現場であれ、私たちが原状回復して、元の状態にしてあげないといけません。
特殊清掃のエキスパートとしてプライドもって従事します。
特殊清掃や遺品整理でお困りの方はSCS特殊清掃ケアサービスまでご連絡お待ちしております。
0120-469-466
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