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殺菌・消毒 Archive

消毒

SCS特殊清掃・ケアサービスの林田です。

新型コロナウイルスの感染が再拡大の傾向に入ってきました。全国的に陽性者の増加が目立っていますが、特に北海道、東京、大坂、兵庫などは連日かなりの人数の陽性者数が報告されていおり、注意が必要な状況になっています。これからは、病床数に重症者数にも注視して医療崩壊を食い止めることにも気をつけていかないといけませんね。

ちなみに新型コロナウイルスの感染の影響で、消毒というもの事態にも注目が集まるようになりました。新型コロナウイルスの場合、基本的には高濃度のアルコール(70%~80%)での消毒が推奨されています。また次亜塩素酸ナトリウムでの消毒も有効とされています。ちなみに次亜塩素酸ナトリウムは、キッチンの漂白剤などに含まれていますので、これを薄めて使用します。次亜塩素酸ナトリウムに関しては、若干取り扱いに注意な部分が多いので、アルコールが入手できるのであれば、アルコール消毒が一番良いと思われます。ちなみに特殊清掃の場合の消毒は、新型コロナウイルスのようにウイルスが指定されていませんので、状況に応じて消毒薬を選定する必要があります。一概に消毒薬といっても、消毒効果のあるウイルスや細菌が違いますので、なんにでも使えばいいというわけではありません。ちなみに一時話題になったイソジンうがい液に含まれるポビドンヨードは優れた消毒効果をもっており、手術の際の消毒にも使われますが、見てわかる通り着色してしまいます。このように消毒薬も効果、効能、使用上の注意について熟知して使わなければ、色々な問題が生じてしまいます。業者の選定の際に、消毒について曖昧な説明しかできないようであれば、消毒についてわかっていない可能性もありますので、ご参考にしてみてはいかがでしょうか。

 

泉佐野市で特殊清掃の作業をしました。

うだるような暑さの毎日が続きますが、今が暑さのピークのようです。これからは少しづつ気温が下がって過ごしやすい秋が待ち遠しいです。

特殊清掃の現場ではこの時期には強烈な臭いの問題との闘いがあります。ご遺体の腐敗が酷く、血液液や体液が腐った強烈な腐敗臭を引き起こしてしまいます。その臭いは集合住宅では共用部に漏れ出てしまいますので、特殊清掃の現場作業時は窓やドアを開けたままにすることはできないのです。どれだけ暑くても密閉したままの作業をすることになります。こればかりは何年間していてもなれる事はないのですが、熱中症にならないように細心の注意を払って身体の管理をしています。。大阪府泉佐野市での特殊清掃現場作業をしました。現場は集合住宅。

依頼者のご遺族様を待っている間、どこからともなく漂ってくるあの独特の腐敗臭を鼻で臭いを追って部屋を割り出すように注意してみていました。するととある事に気づく。ある特定の集合住宅の外側からみた壁の窓(トイレか風呂)に大量の蠅が飛び回っていた。なるほどここだと思った。現場はお風呂のようだ。お風呂の浴槽の中でお亡くなりになった跡は独特の腐敗臭のなっていることが多く。感覚でいうと重い臭いになります。遺族様と打ち合わせ後、お風呂の特殊清掃の作業に取り掛かりました。浴槽いっぱいの黒くなってしまったお湯をくみ取り浴槽自体を何度も殺菌消毒と洗浄を繰り返して数時間後には見た目はそこで何があったのかを分からないくらいの浴槽に戻しました。この時期なのでお風呂で熱中症になってしまい、そのまま亡くなった可能性もあるとの事でしたが、高齢者エアコンを使用しない方が3割以上もおられるとの事でご家族の方は注意が必要ですね。実家で一人暮らしされている高齢者のご家族の方は一度、ご家族にエアコンの使用をするようにお声がけしてあげてほしいですね。

故人様のご冥福をお祈り申し上げます。

 

孤独死や孤立死、自殺現場の清掃はSCS特殊清掃までご連絡ください。

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大阪市生野区で特殊清掃作業をしました。

暖かくなると特殊清掃の現場作業では、冬場とは明らかに大きな違いがある。

冬の寒い時期にはほとんど冬眠をしているので活動はほとんどしていないのだが、春の訪れとともに存在感が大きくなるのが蠅である。寒い時期の蛆虫や蠅を見かける事もあるのだが、その動きは遅く処理するのも容易だ。特殊清掃現場では基本的には、そこにご遺体が存在している場所で行うことになる。蠅や蛆虫とは切っても切れない仲である。部屋の扉をあけると何十万の蠅の大群でいっぱいになっていたりすると、一匹の蠅の羽を振る音もそれだけの大群になると巨大な轟音と鳴る。蛆虫も信じられないくらい大量に動いている事がある。バケツ3杯分くらいの蛆虫を見た事もある。蠅や蛆虫の被害では近隣への迷惑である。蠅が微量の死臭を嗅ぎ付けて部屋の小さな隙間から室内のご遺体の場所へ飛んでいく。次にご遺体へ卵を直接産み付ける(1回の産卵で100~150個)それがご遺体から沢山の栄養を摂取した蛆虫が蛹になり、蠅の成虫となる。次に蠅の成虫150匹がご遺体へ卵100~150個を産み付ける。これの繰り返しでネズミ算的な大量発生になり、部屋の中にこれだけ大量の蛆虫・蠅が生息する。厄介な事に、蛆虫は暗い所で蛹になる為に暗いほうへ向かい、床の小さな隙間などから暗所へ移動する。(蛆虫は産まれた直後は一ミリ以下でどんな隙間でも侵入していく)蠅は蛆虫とは正反対に明るいほうへ向かっていく。つまり蛆虫はマンションや集合住宅では床下の暗い所へ向かっていくため、木造の集合住宅などでは下の部屋へ落ちていく。階下の住人からすれば、天井から大量の蛆虫が落ちてくるわけでたまったもんじゃない。一方蠅たちは、室内から外に出たくてしょうがない。換気扇などの隙間から大量に外へにげでてしまうのである。これも隣近所の住人からすればたまったものじゃない。洗濯物をベランダに干していると蠅が大量にくっついている等の苦情が多い。 先日の現場もそうであった。木造長屋2階建ての集合住宅(大阪では文化住宅)での孤独死があった。故人は高齢者で身寄りがなくて、依頼者は物件の大家さん。対象部屋の住人が天井から沢山の蛆虫が落ちてくると訴えかけて、大家さんが2階の部屋を訪ねると高齢者の住人が孤独死されていたとの事。下の階の住人はたまったものじゃなかったのだろう。そのまま知り合いの家へ逃げ込んでいるようで、早く何とかしてほしいとの事で即日作業になった。室内全体を殺菌消毒をして、汚染された布団や畳と床の下地を撤去し、部屋に残された家財道具を遺品整理で仕分けしたのちに撤去しました。そして最後には蛆虫には殺虫剤(乳剤)、蛹には(脱皮阻害剤)、蠅に(ULV乳剤)で防除して引き渡しました。

お亡くなりになられた故人様のご冥福をお祈り申し上げます。

作業写真

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作業後

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感染症対策と熱中症

SCS・特殊清掃ケアサービスの林田です。

夏場の特殊清掃で多いのが、熱中症でお亡くなりになられた方のお部屋です。中にはクーラーが取り付けられていないお部屋もあります。私の田舎の家はクーラーがありませんが、田舎の家は、全て窓を解放すれば、風が通りますし、朝、夕でも気温が下がるのは早いです。森林なども多いですし、熱の発散率が高いおかげかなとは思います。しかし、都会でクーラーがないとやはり危険です。熱がこもってしまいますし、アスファルトなどに吸収された熱のせいで、夜もそこまで気温が低くなるわけではありません。高齢者の方の中にはクーラーが嫌いな方もおられますが、都市部ではやはりクーラーはつけて頂きたいですね。

さて、ここから暑くなってくるわけですが、新型コロナウイルスの感染対策との関係も考えなければなりません。今は、解放して換気して密を避けていますが、クーラーを使用し始める時期に換気をどうするのかといった問題が生じます。熱中症で命を落とす方も多くおられるので問題です。また、マスクの着用によって、熱中症を引き起こしやすくなる恐れもあります。現に中国で、正確な因果関係は不明ですが、マスクをして運動していた学生の方がお亡くなりになる事案が何件か発生しています。こちらも対策が必要でしょうし、専門家の方々からの指針を示していただけるとありがたいですね。新しい生活様式が発表されましたが、夏場にむけて熱中症との絡みもみながら、感染症対策をとっていく必要性がありそうですね。

特殊清掃における消毒の必要性

SCS・特殊清掃ケアサービスの林田です。

特殊清掃の現場に入る際にまず気を付けないといけないのが感染症対策です。死後日数が経過してしまいますと、御遺体が腐敗してしまいます。そうすると、御遺体からの体液が漏出して室内に残されます。警察が搬出するのは御遺体ですので、この腐敗した体液は室内に残されることになります。標準予防策として、こういった体液(血液や尿などといった成分が色々混ざっています。)には感染するリスクがあるとされています。またウジ虫やハエなどが発生すると、こういった体液に触れたうえで、部屋中を動き回りますので、部屋中に感染源が広がってしまいます。そこで、まずは室内の消毒活動を行ってから作業することになります。これらは、お見積りの際に常に説明させて頂くのですが、中にはなかなか理解してくれない人もおられます。細菌やウイルスは目に見えませんので、なぜそんな作業が必要で、お金をかけないといけないのかと勘繰ってしまうのでしょうね。そのお気持ちはよくわかります。遺品整理ですと、物が実際に撤去されると目に見えてわかります。また腐敗体液による汚染も、清掃後は目に見えて確認できます。ニオイも鼻で確認できます。ウイルスや細菌は消毒前と後で変化がわかりません。(細菌に関しては細菌検査で、判定することは可能なのですが、費用がかかってしいまいます。)

ですが最近は、新型コロナウイルスの影響で、皆さんの衛生知識が高まり、ウイルスなどに対する知識も高まるようになってきました。ですので、今までよりも消毒に対するご理解を得られやすくなってるように感じます。もちろん、消毒についてご理解を得られにくかったのは、こちらの説明不足によるもの、力不足によるものとは理解してますので、そこは日々研鑚していく必要があります。特殊清掃には、なぜ感染症対策が必要なのか、消毒が必要なのか、これを機会により一層理解して頂けるよう精進していきたいと思います。

守口市でゴミ屋敷の片付けと特殊清掃の作業をしました

すっかり冬の終わりを感じ、春の到来な気温になりましたね。

新型コロナウイルスが全世界で猛威を振るっている為、卒業式が開催されなかった方や、これからの入学式はどうなることうやら。。

心配はつきませんね。SCS特殊清掃にも新型コロナウイルスの発生があった場合に、オフィスなどの消毒は可能か?との問い合わせが毎日数10件かかっており、予防の為に事務所を清潔にしてほしいなどの、事前消毒へ毎日現場が続きますが早く終息してほしいものです。

守口市でゴミ屋敷の片付けと特殊清掃をしました。

ドアを開けたらもうごみで埋まっている状態で、部屋の少しくぼんだスペース(そこで生活していた)でお亡くなりになっておられた。強烈な死臭と腐敗臭が、マンション共有部にまで漏れ出ていたために、発見に至ったそうだ。ゴミ屋敷でも生ごみ系はほとんどなくて、どちらかといえばモノ屋敷。私の今までの経験では裕福な方(お金を持っている)がこういったモノ屋敷にしてしまう人が多い。

セルフネグレクトによる病気が原因の場合もある。身体を悪くしてあまり活発に行動できなくなった方が、モノ屋敷にする傾向にあると思います。腐敗体液の汚染源を消毒、特殊清掃をしてから2日がかりでトラック12台分の量を搬出しましたが、これからは消臭作業へ入ります。遺族様に聞くと、市内の立地条件の良い場所にありますので、リフォームしてから売却するようです。

作業前

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作業後

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殺菌消毒、感染対策

新型コロナウイルスの影響で各種イベントや社会活動の自粛が広がっています。不要不急の外出も控える動きから、観光地も閑散としていると聞きます。ウイルス罹患・発症も確かに怖いのですが、自粛による経済的な損失も相当なものがあります。収入減、倒産、失業のほうがコロナウイルスより健康を害するかもしれません。問題を難しくしているのは、ウイルスが目に見えず、どこまで気をつければよいのか分からないせいではないでしょうか。発症していない人や軽症の人からでも感染するとの情報があり、完全にシャットアウトすることは難しい状況です。連日増える感染者数に不安ばかり増大していくようです。結果はマスクやトイレットペーパーの買い占め、殴り合い奪い合いの喧嘩やデマ情報、詐欺事件という現象にまで至ります。

孤独死、変死を扱う特殊清掃の現場では、まずはじめに行うことが室内の殺菌消毒です。これは感染症対策の意味があります。ご遺体が腐敗し、腐敗体液が漏出し室内を汚染する。腐敗体液や血液にはさまざまな細菌、大腸菌や肝炎ウイルスが存在している可能性がある。ご遺体の発見が遅れてウジやハエといった衛生害虫が発生した場合は、それらが室内を移動し飛び回って汚染を広げてしまう。そういった環境を清掃しリセットするためにまずは殺菌消毒が必要となります。作業員である私たちが菌やウイルスに感染しては安全に作業ができませんし、また現場の外に感染をひろげてしまう恐れがあります。目に見えないが細菌やウイルスが存在しているかもしれないと想定して作業に当たります。

新型コロナウイルスについても言えますが、そのウイルスがどういった経路で感染を引き起こすのか知る必要があります。飛沫感染なのか接触感染なのか空気感染、食品や器物を媒介してなのか、または昆虫媒介感染なのか。例えば飛沫感染であれば、人のいない屋外でまで怯えて身構える必要もないということです。そして殺菌、消毒に有効な薬剤は何なのか。どの程度の濃度で効果があるのか。消毒に一般的な次亜塩素酸ナトリウム(ハイターなどですね)でもそれで手洗いしては肌が荒れてしまいますし、高い濃度でやたらに使用すれば場所によっては錆びついたり脱色します。

新型コロナウイルスは未知の部分が多いのですが、できるだけ冷静に、手洗いうがいの励行や素手で眼口鼻に触らないようにするなど感染対策に注意をしつつも、過度に活動を自粛しすぎて健康を害するようなことにならないように、一方に偏りすぎることのないようなバランス感覚が求められているように思います。

 

オゾン脱臭について

SCS特殊清掃ケアサービスの林田です。

今日はオゾン脱臭についてです。

オゾンという言葉を聞いたことのある方は多いと思います。オゾン層のオゾンですね。ではオゾンとは何でしょうか。

オゾンの元素記号はO3です。酸素原子が2つでO2(酸素)、3つついたものがO3(オゾン)です。ちなみにオゾンは微量ですが海や山、森など自然界にも存在します。オゾンの分子は不安定な状態であって、3つ目の酸素原子は離れて安定したO2に戻ろうとします。ここで 悪臭のもととなるニオイ物質や細菌、ウイルスにオゾンが触れると、この3つ目の酸素原子がそれらとくっつきます。これを酸化といい、ニオイ物質を分解し、また細菌やウイルスを不活性化させます。これがオゾンの消臭、殺菌の効果です。人工的にオゾンを発生させるオゾン脱臭機として、我々の特殊清掃の業界でもよく使われているわけです(他にも水道の浄水や、冷蔵庫や洗濯機の機能として使われている製品もあるんですね)。

ただオゾン脱臭機が万能で稼働させておけば万事解決かというとそうではなく、たしかに腐敗臭に高い消臭効果を発揮するのですが、臭いのもととなる汚染源を的確に処置していなければ、そこからいくらでも臭いが出てきますので、一時的にはオゾンで消臭できたようでもしばらくするとまた臭いが戻ってくるということにもなりかねません。そこは確実に臭いの元に対処する経験と技術が必要となってきます。

そこが特殊清掃の難しさですね。

 

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孤独死現場では感染症にかかる危険性があります。

孤独死や自殺(自死)された現場で一年中作業するにあたり、肝炎検査も必ず必要だと思います。私たちスタッフは一年間に2回肝炎検査を受け先日も肝炎の疑いは無いとの判定をいただきました。特殊清掃のエキスパートだから肝炎にかからなくて当たり前だと自負しておりますが、そこは常日頃の現場作業でも細心の注意を払い自分の身は自分で守るをモットーに作業しております。SCSでは現場作業責任者を担当する際は必ず感染症対策のエキスパートである医療環境管理士の資格を有するものが指揮をします。勿論私も有資格者ですが、意外と特殊清掃の会社は山ほどありますが、有資格を取得している会社は以前確認しましたが弊社と東京の1社だけでした。孤独死や自死現場の現地調査へ伺うときに遺品整理業者や不用品回収業者、便利屋さんと相見積になることが多々あります。そんなとき私が入室した際に気づくことは色々な業者さんが汚染源を土足で踏まれている方が非常に多いのです。スタンダードプリコーション(標準予防策)では人体から出たものは感染症の疑いを持って対処せねばならないとあります。以前までは爪意外とありましたが、昨今では爪も含む傾向にあるようです。要は人がお亡くなりになられて、死後時がたてば、腐敗してくると共に血液や体液がそこら中に流れ出します。そこに腐敗臭につられて蠅がご遺体から出ている体液等を食し、そこに1回に50個から150個の卵を産み付けそれが、蛆虫となるわけです。数千匹、万にも増える蛆虫が体液を食べながらそこら中に歩き出します。ひどいときは玄関の数ミリの隙間から廊下などの共有部に逃げ出したりとなりの家の玄関の隙間から入っていったりするのです。腐敗体液で濡れたままです。腐敗体液やご遺体の一部の危険性とは病原細菌に侵されるかもしれないということです。代表的な感染する可能性があるのはサルモネラ、ビブリオ、カンピロバクター、0157、黄色ブドウ球菌、セレウス、ボツリヌス、リステリア、病原微生物では赤痢、コレラ、ウイルスではノロ等があります。先程の話で腐敗体液をなぜ踏むといけないのかというと踏んだ靴の裏であるいたとして、それを会社でも家でも持ち込んだ際、なにかしらの拍子にそれを手で触れないとは言い切れず、またその手で口を触らないとは言い切れないからです。ペットなどがいる家庭ならばもっと危険性は高くなります。なので現場では腐敗体液を踏まないように工夫して作業します。勿論防御服を装備し、足まで完全防備で作業する事が望ましいです。それでまずは消毒作業からですがそうすることによって危険性がかなり低くなります。業者のみならず、ご遺族様での中に入られるかたをお見受けしたときは私ならば退出していただくように話をしています。遺族様ならばなおのこと危険性など知る由もありません。特殊清掃とは一概に気合や根性で作業するものではなく、危険を予測して安全に作業環境を整える事からはじめないといけません。

 

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奈良での自殺(自死)現場の特殊清掃作業

SCS特殊清掃ケアサービスの岡本です。

桜も散り始め昼間の気温は20度を超える日々が続きますね。

私たちも現場作業をしている中で汗をかく季節になってきました。

実際特殊清掃の現場では感染症予防の為、作業スタッフは全員必ず防護服、防護マスクを装備して作業にかかります。

冬場ならば防護服を着て作業するのは寒さをしのげるちょうど良い温度になるのですが、

これからの時期はサウナスーツのように汗が滝のように出続けるので2時間以上は連続して作業するのが困難になります。

今回の現場は奈良市でのとあるマンションの一室でトイレで自らの手首を包丁で切られたそうで、大量の出血が室内全体に拡散していました。

手首をカッターで切り込みいれるのではなく、包丁で手首を切るというのは

想像がつくと思いますが大量の出血と共に激痛、意識がもうろうとする中でベットにて絶命されていたようでした。

大家さんが凄く良い方のようで血液の洗浄と消毒を徹底してくれたらその他の家賃保証であったり

原状回復はしなくてもよいとの事。ご遺族様は身内の方のとてつもなく哀しい不幸の中に

本当に良かったとおっしゃられていたのが印象的な現場でした。

我々はお亡くなりになられた方がなぜ自らの死を選んだのかはわかりませんが

残された大量の血液の海と、もがきくるしみながら触れていった壁の手形などをみて只々合掌するのみ。

哀しい死の痕跡を消して現場を後にしました。

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