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スタッフブログ|独居死・孤立死・自殺のSCS特殊清掃・ケアサービス

大阪市西区で自殺現場の特殊清掃

SCS特殊清掃ケアサービスです。

孤立死や孤独死などのいわゆる、変死現場の特殊清掃の依頼が年々増えています。その中でも毎年件数が増えているのが自殺された場所での特殊清掃です。自殺といっても様々な方法で亡くなっており、一般的に多くみられがちなのが、いわゆる首吊りでの自殺。私がふと今まで経験した自殺現場を数えるのも嫌になるくらいに沢山あります。そのさまざまな方法を思い出すのもその時の感情を思い出すようで怖くなります。最近でも部屋中が血まみれになりその血液痕の多さが、確実に死へと向かった故人の覚悟が見えた現場でした。特殊清掃によって大抵は見た目は綺麗にはなります。これが血液だけで済めばまだ良いのですが、亡くなって時間が経ちすぎると、ご遺体が腐敗することになり、腐敗した身体からは体液が腐った状態で漏れ出てきます。【正確には人が腐って溶けてドロドロになった】こうなると簡単には見た目も良くはなることはないし、臭いの問題も出てきます。臭いの問題を解決するためには特殊清掃と、消臭の質の高い技術が必要になってくるわけです。

先日の現場、若い方が賃貸マンションのユニットバスで自死されており、2週間後に発見。共有部に強烈な死臭と腐敗臭が漏れ出ていたために、通報が入り発見に至った。依頼者は管理会社 遺族側とは今後大変沢山の賠償等の話もあるようであった。ユニットバスで亡くなると見た目は綺麗に元の状態に戻すこともできるのだが、一番の問題が、【臭い】である。ユニットバスの素材が大抵はFRPという樹脂でできているのだが、すごく小さな凹凸が沢山あって、臭いの成分がその中まで入り込んでしまう。そうなると消臭作業自体が不可能になり、今後そのユニットバスを使用することはできなくなります。ユニットバスを解体して新しく入れ替えることになります。

そうなると遺族さんの負担額も大きく膨れ上がります。

死にたいと思う人が、後の事をそこまで気にかけて思いとどまる事は無理なのかもしれませんね。哀しい現場です。

作業前

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作業後

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大阪市港区で特殊清掃と消臭作業

今年は例年と違い新型コロナウイルスの影響で、ゴールデンウィークは完全なる自粛モードで家で過ごされている方が多いことでしょう。アッとゆうまに気候は夏のように暖かいというよりも、暑くなってきました。この暑い時期になってくるということは、孤独死や孤立死の件数が増えてきます。そして、孤独死後の日数が経てば経つ程、ご遺体の損傷が激しく、お部屋の状態が酷くなるケースが増えてきます。

先日、大阪市港区で特殊清掃の現場作業をしました。とある賃貸マンションの一室だが、玄関を開ける前にすぐに気が付いた。ドアを開けた土間で亡くなっていたと。締めているドアの隙間下部分から、腐敗したどす黒い、血液や体液が流れでていて、強烈な死臭(腐敗臭)が立ち込めていました。この暖かくなる時期に死後3週間で腐敗の進行も早かったようでした。土間部分には大量の蛆虫がうごめいており、腐敗した体液を特殊清掃しただけでは解決するはずもなく、大幅な土間解体工事の作業をしました。実際には腐敗した血液や体液は土間からワンルームの部屋中に流れ込んでいて解体箇所も増えましたが、施工方法と消臭の技法を合わせて無事に特殊清掃と消臭作業を終える事ができました。

施工前

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施工後

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感染症対策と熱中症

SCS・特殊清掃ケアサービスの林田です。

夏場の特殊清掃で多いのが、熱中症でお亡くなりになられた方のお部屋です。中にはクーラーが取り付けられていないお部屋もあります。私の田舎の家はクーラーがありませんが、田舎の家は、全て窓を解放すれば、風が通りますし、朝、夕でも気温が下がるのは早いです。森林なども多いですし、熱の発散率が高いおかげかなとは思います。しかし、都会でクーラーがないとやはり危険です。熱がこもってしまいますし、アスファルトなどに吸収された熱のせいで、夜もそこまで気温が低くなるわけではありません。高齢者の方の中にはクーラーが嫌いな方もおられますが、都市部ではやはりクーラーはつけて頂きたいですね。

さて、ここから暑くなってくるわけですが、新型コロナウイルスの感染対策との関係も考えなければなりません。今は、解放して換気して密を避けていますが、クーラーを使用し始める時期に換気をどうするのかといった問題が生じます。熱中症で命を落とす方も多くおられるので問題です。また、マスクの着用によって、熱中症を引き起こしやすくなる恐れもあります。現に中国で、正確な因果関係は不明ですが、マスクをして運動していた学生の方がお亡くなりになる事案が何件か発生しています。こちらも対策が必要でしょうし、専門家の方々からの指針を示していただけるとありがたいですね。新しい生活様式が発表されましたが、夏場にむけて熱中症との絡みもみながら、感染症対策をとっていく必要性がありそうですね。

リサイクル・リユース

SCS・特殊清掃ケアサービスの林田です。

特殊清掃の物件の場合、死臭が部屋にこもってしまいます。そうすると、そこに置いてある物も当然死臭のニオイがつきます。お部屋も死臭のニオイがつくので当然の話ですね。なので、特殊清掃の部屋の物はリサイクル・リユースが難しいです。(ご遺族様が遺品を持っておきたい、使いたいという場合は別です。)高価な家具や家電、新品同様の物でも、もったいないですが、処分をせざるを得ません。これとは別で遺品整理などのように、死臭がないのであれば、リユース・リサイクルはさせて頂いています。家電は5年が目途ですね。5年以内であれば買取できます。後は、流行りの家具なんかも買取可能です。(イケアの家具は厳しいですね。組み立て式なので、移動する際に結合部が壊れてしまうケースが多々あります。)古紙や衣類(汚れていない物)はリサイクルにまわせます。金属や非鉄金属も同様にリサイクルにまわせます。こういった分別をすることによって、処分品を減らすことが可能です。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、今は海外との往来が減ってしまっています。リサイクル品の中には、国内市場でそのままリサイクルする物もあれば、海外に輸出している物もあります。自治体などで、古紙や衣類を回収してもらっているところもあると思いますが、今これらの行き先が滞っているようです。回収した会社はこれを他にまわすわけですが、海外輸出先がロックダウンなんかしていると、輸出できませんので倉庫に積みあがってしまうことになります。このような事態が続くと、リサイクルではなく処分することになりかねませんので、資源ごみの無料回収などが難しくなってしまうかもしれません。グローバル化の弱点って色々ありますね。今回の教訓をもとにカントリーリスクについて、考えてみる必要性がありそうですね。

新型コロナウイルス陽性者の家の片付け

SCS・特殊清掃ケアサービスの林田です。

新型コロナウイルスに感染された方が自宅でお亡くなりにケースが何件か報道されています。ご遺体を搬送する葬儀社の方々も苦労されているようです。一方で、お部屋の片付けを行わなければいけないケースもこれから出てくるかもしれません。一人暮らしであれば、遺品整理が必要ですし、同居していた場合でもその方の部屋の片付けは必要になってきます。同居の場合は、しばらく放置されるのが一番だと思います。数日たてば、浮遊しているウイルスは心配ありませんので、念のためマスク、手袋を着用の上、部屋を換気した上で片付ければ問題ないと思います。遺品整理の場合もこれに準じてでいいと思いますが、ご自身でお住まいでないところでは、生活状況もわかりませんし、ウイルスは目に見えませんので、心配される方は多いと思います。弊社では、新型コロナウイルスの消毒も承っておりますので、遺品整理の前の消毒も可能ですし(それだけの発注でも対応させて頂きます。)そのまま遺品整理自体ももちろん対応させて頂きます。特に賃貸マンションなどですと家賃の問題もありますから、いつまでも放置はできませんし、動産物の搬出についても、共用部分への配慮が必要になってきますので、消毒はきちんとされていた方が、依頼者様もご安心かと思います。感染の影響が長引けば、特殊清掃が必要な、新型コロナウイルス感染者のお部屋でてくるかもしれません。特効薬かワクチンができるまではずっと戦いですので、否定は出来ませんね。もちろんそのような場合も躊躇なく対応させて頂きますが、できれば、収束して、そのような現場に行くことがないのが理想ですね。みんなで協力して、感染拡大防止に努めましょう。

清掃員

SCS・特殊清掃ケアサービスの林田です。

私たちは特殊清掃員ですが、世のなかには「清掃員」と呼ばれる人がいます。「BiSH」という女性アイドル?グループがいるのですが、このファンの人達を「清掃員」と呼ぶそうです。クソアイドルということで清掃員ということらしいですね。この「BiSH」、アメトークのBiSH大好き芸人で知ったのですが、それから私もちょくちょく聞くようになりましたね。石原さとみさんの出演する柔軟剤のCMテーマ曲を歌っていたり、今ですとテレビ東京で放映中の「浦安鉄筋家族」のエンディングテーマを歌ったりしていますね。だいぶ世の中での認知度も上がってきているのではないでしょうか。メンバーのアイナジエンドさんが、「水曜日のダウンタウン」のモンスターアイドル(クロちゃんの企画ですね)の講師役をやっていたので、それで見かけた人もいるかもしれません。アイドといっても楽器を持たないパンクグループというコンセプトですから、楽曲は全然アイドルっぽさはありませんが、いい楽曲ばかりだと思いますので、興味がある方は聞いてみて下さい。普通にユーチューブとかで聞けますよ。

さて我々は、今日も特殊清掃員として頑張る日々です。徐々に暑くなってきましたので、これから体力勝負になりますが、負けずに頑張っていきたいです。

介護疲れ

SCS・特殊清掃ケアサービスの林田です。

埼玉県で介護に疲れたことによって母親を殺害するといった事件がおこりました。痛ましい事件です。今回は20代の方が介護者でしたが、世の中では老老介護といった問題が起こってします。介護疲れによるこういった殺人もありますし、介護者の方が何らかの影響で急死してしまうこともあります。連絡がとれる方ならいいのですが、要介護者が認知症や動けない状態といった場合には、共倒れになってしまいます。その時の要介護者の方の気持ちを考えると胸が締め付けられる思いがあります。この問題については解決策を早急に考えていく必要があるでしょうね。介護者の方が高齢化している現在、こういったケースは益々増えていくのではないでしょうか。50代や60代の方でも、突然心筋梗塞や脳梗塞といったことに見舞われるケースは多く見受けられます。一人暮らしの方はもちろんですが、こういった介護者の方で。要介護者の方が、救急を呼べないような場合には、同じように見守りの対象にしていかなければいけないでしょうね。セーフティーネットをどのように作っていくのか、高齢化が進む日本でおおきな課題ですね。

緊急事態宣言延長

SCS・特殊清掃ケアサービスの林田です。

緊急事態宣言が延長されました。大方の予想通りでしたが、どこまでいけば解除になるのかという基準は提示して頂ければありがたいですね。但し、ワクチンや治療薬が開発されるまでは、なんとも手の施しようがないわけですから、ある程度感染者数が減ってきて、感染経路がおえるようになるまでになればということなんでしょうが。北海道はいち早く宣言を出して、収束に向かっているような状態にみえたのですが、今は第2波がきている状態です。解除になっても油断すればあっという間にまた感染拡大に向かってしまうでしょうね。台湾はいち早く抑え込みに成功していますので、無観客ではありますがプロ野球に試合も開催されています。中国や韓国でも、多くの人が行楽地にでかけている様子が報道されていました。ヨーロッパでもロックアウト解除の動きがみえています。一方でロシアで感染拡大がすすみ、アフリカでも感染拡大の兆しがみえています。自国が抑え込みに成功しても、他国からの流入も警戒しなければなりません。そうすると、各国の往来の再開までにはまだまだ時間がかかりそうですね。海外生産や、海外輸入に頼っていた製品や食糧品の安定供給はまだまだ難しそうです。このことをを契機に、海外頼りになり過ぎてしまった産業構造について考えなおす必要があるでしょうね。特殊清掃に必要な物資も消毒に必要な物資と重なりあっている部分が多いです。我々の業界も調達先については、長期的な視点で注意してリスクマネジメントしていかないといけませんね。

神戸市内での特殊清掃

SCS・特殊清掃ケアサービスの林田です。

一昨日神戸市内にて特殊清掃を行ってきました。あるマンションの一室でお亡くなりになっており、御遺体の体液によって汚染した寝具、畳の撤去、部屋内の消毒、害虫の駆除を行ってきました。先日京都に行ったときもそうでしたが、このGW期間中の神戸行き、普通であれば渋滞でとんでも無いことになるところですが、やはり渋滞は特になくスムーズに行って、帰ることができました。各地で自粛要請に皆さんが従っておられるんですね。日本人の美徳といったところでしょうか。一方で、河川敷で50人近くでバーベキューをしていたとして、色々なところでニュースになっていました。3月にはK1の大会開催の是非について、大きな話題になりましたよね。同調圧力や不謹慎狩りみたいなのは好きではないのですが、やはり多くの方が自粛して、出かけたいのを我慢して家で楽しむ努力をしているなか、やはり自分勝手といわれる誹りは免れないでしょうね。感染者がどこにいるか駆らないというのは非常に厄介ですね。ネットニュースで見かけたのですが、明治時代の資料にもコレラの感染拡大に注意喚起を促すものがあったようですが、コレラにも同じような特徴があったようですね。無症状感染者というのは非常に厄介なものですね。

岐阜市ホームレス殺人事件

SCS・特殊清掃ケアサービスの林田です。

3月のことですが、岐阜市でホームレスの男性が襲われてお亡くなりなる事件がありました。逮捕されたのは大学生で複数人しかも未成年だったようです。(とはいえ19歳という立派な年齢ですが)特に怨恨などもなく、何度も石を投げてその男性を襲っていたようで、警察にも何回か相談されていたみたいです。単純に面白がってやっていたんでしょうか。それにしてもいい年齢になった人間がするようなことではないと思いますが。痛ましい事件ですね。世の中、色々な事件がおこっています。通常の状態であれば、様々な事件が報道され検証されていますが、今や報道のほとんどが新型コロナウイルス関連のニュースになっています。特にひどいのがワイドショーでどこのテレビ局もコロナ一色です。コロナの報道も大事だとは思いますが、他の報道にもきちんと触れてほしいですね。視聴率の問題があるので、皆さんの関心の高い案件を扱うのはわかりますが。同じ報道するなら、同じコロナ関連でも皆が知らないようなこと、わかりにくいことをトピックとして扱って頂けるとありがたいのですが、そう思っている方も多いのではないしょうか。世の中では色々な事件がおこっています。騒動があると、その関連のニュースばかりが取り上げられますが、大事なニュースもありますので、自分できちんとチェックする必要があるのではないでしょうか。

亡くなられた男性の方の、ご冥福をお祈りいたします。

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