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スタッフブログ|独居死・孤立死・自殺のSCS特殊清掃・ケアサービス

なぜエアコンをつけないのか

SCS特殊清掃・ケアサービスの林田です。

一時期のピークは越えた感がありますが、未だに猛暑の日が続いています。特殊清掃で防護服を着るような現場ですと、汗の量が半端ではありません。防護服の一番下のズボンの裾には汗が溜まってしまうような状態になってしまいます。休憩しながら、水分補給をしながら作業しますが、それでも熱中症の危険とは隣り合わせです。

孤独死される方の中には、この時期熱中症でお亡くなりになられるケースも多く見受けられます。中には、エアコンが部屋に無いケースもあったり、古いエアコンで全然稼働していないようなケースもあります。賃貸物件で、元からエアコンが備え付けであれば、異常があれば(故意に壊したとかでなければ)、オーナー様の負担で取り換えて頂くことが可能です。こういう場合は管理会社にきちんとお話しして頂きたいですね。また、普通に暮らしておられて、お金がないわけでもないのに、クーラーを設置されていない家もあります。田舎で緑が多く、部屋中の窓を開けて換気できるような状況であれば、まだいいですが、都会暮らしでヒートアイランド現象が起こるような地域では、やはりクーラーは必須ですよね。どうした事情でクーラーを取り付けないのか、クーラーを使用しないのかわかりませんが(昔にクーラーは体に悪いといような風説を聞いた気もしますが)命が一番大事です。そして、明らかに、昔と今では暑さが違います。ぜひクーラーをつけることをためらわないでください。

一軒家の解体と事故物件

SCS特殊清掃・ケアサービスの林田です。

一年前に、孤独死でお亡くなりになった家の特殊清掃を行った後、更地に解体して土地の売却を行ったのですが、無事土地の売却が完了しました。御遺体が発見されるまでに3週間程度たっていましたので、御遺体が傷んで、家に死臭が漂う状況になっていました。家のリフォームか、もしくは解体されるかをご遺族様が悩まれていましたので、とりあえずご近所に迷惑がかからないように、お亡くなりになった場所の片付け及び、ウジ虫やハエの駆除作業だけ先行して行いました。その後、家の御遺品の整理作業を行い、家の築年数、消臭、リフォーム費用等を勘案して、家を解体して更地にしました。その状態で売却に出して、ようやく契約・決済が完了しました。

孤独死とは言え、自然死にはなるのですが、こういった状況の場合、やはり瑕疵ある物件として説明が必要になってきます。ご近隣の方が事情を知っていますので、何も話をせず不動産の取引をすると確実に後からもめてしまいます。売主さんとしては、高く売却したいので、伏せておいてもらいたいのが本音でしょうが、やはりリスクのある行動は慎むべきでしょう。ちなみにこういったケースですと、やはりマンションより戸建ての方が取引はしやすいですね。戸建てですと更地にすることによって、やはり心理的な嫌悪感は低くなります。(但し殺人事件のケースなどのように特殊なケースですと、更地になっても心理的な嫌悪感は低くならないと思います。)弊社では建設業許可と宅建業許可がありますので、お客様にとってよりベストなご提案ができるとは思っております。

 

泉佐野市で特殊清掃の作業をしました。

うだるような暑さの毎日が続きますが、今が暑さのピークのようです。これからは少しづつ気温が下がって過ごしやすい秋が待ち遠しいです。

特殊清掃の現場ではこの時期には強烈な臭いの問題との闘いがあります。ご遺体の腐敗が酷く、血液液や体液が腐った強烈な腐敗臭を引き起こしてしまいます。その臭いは集合住宅では共用部に漏れ出てしまいますので、特殊清掃の現場作業時は窓やドアを開けたままにすることはできないのです。どれだけ暑くても密閉したままの作業をすることになります。こればかりは何年間していてもなれる事はないのですが、熱中症にならないように細心の注意を払って身体の管理をしています。。大阪府泉佐野市での特殊清掃現場作業をしました。現場は集合住宅。

依頼者のご遺族様を待っている間、どこからともなく漂ってくるあの独特の腐敗臭を鼻で臭いを追って部屋を割り出すように注意してみていました。するととある事に気づく。ある特定の集合住宅の外側からみた壁の窓(トイレか風呂)に大量の蠅が飛び回っていた。なるほどここだと思った。現場はお風呂のようだ。お風呂の浴槽の中でお亡くなりになった跡は独特の腐敗臭のなっていることが多く。感覚でいうと重い臭いになります。遺族様と打ち合わせ後、お風呂の特殊清掃の作業に取り掛かりました。浴槽いっぱいの黒くなってしまったお湯をくみ取り浴槽自体を何度も殺菌消毒と洗浄を繰り返して数時間後には見た目はそこで何があったのかを分からないくらいの浴槽に戻しました。この時期なのでお風呂で熱中症になってしまい、そのまま亡くなった可能性もあるとの事でしたが、高齢者エアコンを使用しない方が3割以上もおられるとの事でご家族の方は注意が必要ですね。実家で一人暮らしされている高齢者のご家族の方は一度、ご家族にエアコンの使用をするようにお声がけしてあげてほしいですね。

故人様のご冥福をお祈り申し上げます。

 

孤独死や孤立死、自殺現場の清掃はSCS特殊清掃までご連絡ください。

0120-469-466

 

事故物件住みます芸人

SCS特殊清掃・ケアサービスの林田です。

「事故物件 恐い間取り」という映画が公開されます。ジャニーズ事務所の亀梨和也さんが主演で、先日公開直前イベントが行われたのですが、折しもの週刊誌報道で別の意味で注目のイベントとなってしまいました。この映画は、松原タニシさんという芸人さん(事故物件に住んで、それをレポートされるといった活動をされています。)この松原さんが書いた「事故物件住みます芸人」をもとにしたのが、この映画になります。仕事柄、事故物件というのも知っていますし、そこに住んでおられる方も知っています。ただ、自殺物件や孤独死物件(これをどこまで事故物件として扱うかは、明確に基準はありませんが)に住んでおられるといった話は耳にしますが、さすがに殺人事件などの現場ですと、なかなか住んでいるといった話は聞きません。やはりそこは敬遠されるのかもしれませんね。自殺や孤独死であれば、この松原タニシさんのように、あえてそこを探すといった方もおられます。UR賃貸なんかですと、こういった物件も広告にでています。民間の場合は、あえて大っぴらに宣伝することはありませんが、大概こういった物件は綺麗にリフォームされていますので、綺麗な部屋に通常の家賃の半額程度という魅力につられて、あえてそういった物件を探している方もおられます。松原さんの場合は、芸人さんということで、話を盛っているケースもあるかもしれませんが、かなり怖い話もされたりしますが、気にされない方にとっては大したことではないのでしょうね。

大島てるのように事故物件を検索できるサイトも今はあります。このサイトは、そういった物件の情報が表に出ないので、自ら作られたようですが、最近は真偽不明の情報ものっているようで、のせられた側の物件所有者の方とトラブルになっているとの情報もあります。こうした情報の取扱いはセンシティブなものになりますので、取り扱いには十分な注意が必要なのではないでしょうか。

孤独死や孤立死の統計

お盆休みの中、連日の猛暑日が続きます。最近テレビでの暑さ対策などの言い回しがかわってきました。

熱中症にならないように十分に水分を取ってください。とは言わず、本日では命の危険に関わる暑さになっています。外出を控えましょうと。。初めて聞いた気がします。暑すぎるので注意しましょうではなくて、命に関わる暑さになっていますので外出を控えてくださいってニュアンスyが、台風や大雨、土砂災害時の注意放送と同じレベルということなんですね。この暑さのせいで室内で熱中症でお亡くなりになられている方がいませんようにと願うばかりです。大阪府内で昨年1年間に誰にも看取られないまま、屋内で死亡し、1カ月以上たって見つかった遺体が382体にのぼるようです。死後2日以上たってから発見された方は2996人。65歳以上の高齢者が71%と大部分を占めたが、一方で40~50代の働き盛り層で亡くなられた方はなんと18・4%を占めることも判明。いわゆる孤独死や孤立死の法律上の定義や全国的なデータはないが、今回の調査でその実態の一端が浮かび上がった。孤独死や孤立死の深刻化を受け、大阪府警検視調査課が初めて実態を調査し昨年1年間に同課が調べた、病院で死亡するなどの「自然死」ではなかった1万2309の遺体について、遺体や発見時の状況から事件性の有無を確認。事件性がなく、屋内で死亡してから2日以上経過して見つかった独居者(自殺含む)2996人中男性が2213人で女性の3倍近くに達していた。

10~20代が29人▽30代が33人▽40代が159人▽50代が392人▽60代が684人▽70代が最多の1029人▽80代が572人▽90代以上が98人となった。一方、死後経過した時間については、2~3日が923人▽4~6日が508人▽7~29日が1183人▽1カ月以上が382人。また全体のうち遺族が見つからないなどの理由で身元が判明しなかったのは、今年1月末時点で2・4%にあたる71人にのぼったそうだ。

2011年に東京で調べた年間の孤独死件数はおよそ27000件になるといわれていたがそれの半分近くが大阪の人数だと考えると全国的に正確にデータを取ると30000件を超えているかもしれませんね。いわゆる孤独死の問題が、50代から下の世代でもこれだけあるということにも驚きです。2996人中71人の方が遺族様が見つからないなどの理由で身元が判明しないままだということに衝撃をうけますね。

 

 

防護服で家宅捜索

SCS特殊清掃・ケアサービスの林田です。

特殊清掃で防護服で作業するのは当然なのですが、ご近隣への配慮も必要ですので、なるべく防護服で作業していることが目に触れないように作業しています。

先日ですが、新宿歌舞伎町のホストが恐喝の疑いで逮捕されたことを受けて、警視庁によってホストクラブへの家宅捜索も行われました。この際、歌舞伎町のホストクラブといえば、新型コロナウイルスの陽性者発覚も多い地域とあってか、防護服姿で家宅捜索に入る様子が報道されました。先日ユーチューバーのへずまりゅう氏(新型コロナウイルス陽性者)が逮捕された際に、捜査員の方に陽性者が出たこともありましたので、警視庁としても慎重を期したのかもしれません。やはり、見るとものものしいですし、ご近隣の方は驚かれたかもしれませんね。しかしこの防護服ですが、一度着たら簡単には脱げませんし、とにかく暑いんです。連日猛暑が続いていますし、夜でも歌舞伎町などの都心部ですとそうそう気温も下がらないでしょうから、かなり大変な作業になっただろうなというのは想像がつきます。防護服は自分の身を守るためのものですが、熱中症からも身を守らないといけませんので、夏場には充分注意が必要となってきます。今回の警視庁の捜査員の方々、お疲れ様でした。

京都市中京区で特殊清掃の作業をしました。

お盆休みに入り、近隣の幹線道路では車の台数が減り、朝の通勤電車は人も少ない状態になりました。梅雨があけて連日の猛暑日に身体も疲れやすい体調になっておりますので、十分な熱中症対策を取らなければいけませんね。特に高齢者は要注意。私の父も来年80歳になり高齢者の仲間入りだと笑っております。笑 しかし私が見ていても心配なのが、夏場でもあまりエアコンを使う事は無く暑いのでは?と聞いても大丈夫というのです。高齢になると温度の感覚がマヒしてくることがあるようなので要注意です。先日大阪府生野区での遺品整理の現場がありましたが、ご依頼者のお母さまが高齢でエアコンなしで90歳まで元気に生きられたという話を聞いてびっくりしました。こんな強いおばあちゃんもいるのですね。

京都市中京区での特殊清掃作業。依頼者は故人の義理のお兄様でした。集合住宅で熱中症での孤独死でした。死後2か月近くたっており、強烈な死臭が廊下中に漏れ出たため警察に通報後発見された。まだ50代半ばでの死亡ということで働き盛りの年齢ではあるが、すぐに発見されなかったのにはわけがありました。若いころはとある大企業で開発の担当をしていたそうで、10年程前からは退職して株や為替などの取引で生計を立てていたそうでした。基本的に家のパソコン画面でグラフや数字を追って仕事しているので近所づきあいなどもなかったようでした。基礎疾患等はなかったそうなく発見時エアコンが切れていたためにおそらくは熱中症で倒れて亡くなったのだろうとの事でした。新型コロナウイルス感染症と症状がよく似ているので注意が必要であると聞きましたが、体調の変化にはすぐに病院に連絡して症状の確認等をする必要があります。今回の故人さんも助かる命だったのかもしれないと思うとつらくなりますね。御遺品や貴重品を遺族様と確認しながら特殊清掃の作業と遺品整理をさせていただきました。

故人様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

 

京都市での特殊清掃は、創業22年のSCS特殊清掃・ケアサービスへお任せください。

年中無休24時間問い合わせおまちしております。

0120469-466

 

お墓参り代行

SCS特殊清掃・ケアサービスの林田です。

お墓参りの代行サービスの需要が増加しているようです。墓石の掃除などの代行サービスは少し前からありましたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、帰省にも影響がでていますので、そこも関わってきているのかなといった印象です。本来、自分でお参りできれば一番いいのは間違いないですが、全く手入れをせず放置されるよりは、こうしたサービスを利用されるのもいいとは思います。

ちなみに特殊清掃の場合ですが、変死扱いになりますので、一旦警察でご遺体を引き取るわけですが、このご遺体の引き取りで苦労されるケースも多いようです。生前ご親族ときちんとしたお付き合いがあればいいのですが、そうでないケースもあります。高齢の御兄弟や親世代が引き取り手の場合は、よほど断絶状態でない限り大丈夫なようですが、離婚されているケースなどで、残されているのがお子さんだけの場合、拒否されるケースもあるようです。こればかりは家庭環境によるので、警察としても道義的な意味での説得をするよりほかにないんでしょうね。先のお墓参りの話で言いますと、お墓がきちんとある家ですといいですが、無い場合はご遺骨の扱いに困るケースもあります。ご親族でも遠い血統となってしまって。お墓もないケースですと、お家に持ち帰るのも難しい状況でしょう。この場合ですと、散骨といった方法もあります。弊社ですとチャーター便になりますが、インターネットなどでは、合同でお任せする形式での海洋散骨もあります。大阪ですと一心寺などのように、ご遺骨を引き取って頂けるお寺もあります。ちなみに特殊なケースですが、難しいのが古いご遺骨をお家に持ったままの方も時にいらっしゃいます。基本どのようなケースでも手続きに埋葬許可書が必要になってくるのですが、これを紛失もしくはどこにしまったかわからないケースもあったりします。こうなると難しい状況が生じてしまいます。遺される方のことを考えて、きちんとご遺骨やお墓のことも考えておく必要があります。

猛暑

SCS特殊清掃・ケアサービスの林田です。

梅雨があけました。ここ数年の例にもれず、今年も猛暑になっていますね。今年の猛暑が例年と違うのは、新型コロナウイルスという要素が加わっていることです。マスクが必須になってますが、やはり夏場のマスクは暑さのせいでかなりキツイものがあります。また、室内の換気も必要ですので、クーラーをずっとつけっぱなしにしていても、空気の入替は絶対に必要になっていますね。ちなみに小さなお子さんなどは、マスクによって熱中症のリスクが高くなりますので、ここら辺は、年齢や状況によってもマスクの着脱は考えていく必要性がありますね。

特殊清掃現場でも夏場は熱中症との戦いになります。新型コロナウイルス対策で有名になった感もある、防護服着用姿ですが、あの姿で作業することになります。基本的に近隣にご迷惑がかからないように(悪臭対策、不衛生害虫対策など)閉め切りでの作業になりますので、室温の上昇もありますし、更に防護服で熱がこもりますので、暑さ対策は必須になります。これに階段作業での搬出などが加わるとかなりキツイ労働になってしまいます。なかなか簡単な作業ではないということだけ、ご理解頂ければありがたいです。皆様も熱中症とコロナ対策を両立して、夏を無事乗り切って頂きたいですね。

広島への原爆投下

SCS特殊清掃・ケアサービスの林田です。

太平洋戦争終結から今年で75年になります。そして、昨日8月6日は1945年に広島に原子爆弾が投下された日です。広島では昨日、平和記念式典が行われて、犠牲者の方への追悼が行われました。小さいころに原爆資料館を訪れたこともありますし、はだしのゲンといった漫画でも、原爆投下の恐ろしさについては知りました。一瞬で爆発で亡くなられた方も大勢いますが、その後、火傷の後遺症などで亡くなられた方も大勢います。うじ虫が人間に湧いている状態とはどんなものでしょうか。職業柄、孤独死などで亡くなられた方のお部屋の片付けをしていますので、その凄惨さはよく知っているのですが、当時の広島では、御遺体は1体ではなく、そこかしこにあったということを考えると、想像するだけで、その悲惨さに胸が痛くなってきます。死臭もそこかしこですごかったと想像されます。空襲で亡くなられる人も多かったとは思いますが、全く想像もつかない兵器で一瞬に世界が変わってしまったその当時の方たちの衝撃も相当なものだったでしょうね。犠牲になられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。とともに今も後遺症に苦しんでおられる方々がいるのも忘れてはいけないでしょうね。そして、そのような焼け野原の惨状から、今の日本の現状まで復興して下さった先人の方々及び、ご存命の先達の方々に感謝申し上げます。

このようなことがあったということを、次の世代に伝えていくことが、今を生きる私たちのせめても使命だと思います。風化させないようにしないといけませんね。

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