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標準予防策

殺菌消毒、感染対策

新型コロナウイルスの影響で各種イベントや社会活動の自粛が広がっています。不要不急の外出も控える動きから、観光地も閑散としていると聞きます。ウイルス罹患・発症も確かに怖いのですが、自粛による経済的な損失も相当なものがあります。収入減、倒産、失業のほうがコロナウイルスより健康を害するかもしれません。問題を難しくしているのは、ウイルスが目に見えず、どこまで気をつければよいのか分からないせいではないでしょうか。発症していない人や軽症の人からでも感染するとの情報があり、完全にシャットアウトすることは難しい状況です。連日増える感染者数に不安ばかり増大していくようです。結果はマスクやトイレットペーパーの買い占め、殴り合い奪い合いの喧嘩やデマ情報、詐欺事件という現象にまで至ります。

孤独死、変死を扱う特殊清掃の現場では、まずはじめに行うことが室内の殺菌消毒です。これは感染症対策の意味があります。ご遺体が腐敗し、腐敗体液が漏出し室内を汚染する。腐敗体液や血液にはさまざまな細菌、大腸菌や肝炎ウイルスが存在している可能性がある。ご遺体の発見が遅れてウジやハエといった衛生害虫が発生した場合は、それらが室内を移動し飛び回って汚染を広げてしまう。そういった環境を清掃しリセットするためにまずは殺菌消毒が必要となります。作業員である私たちが菌やウイルスに感染しては安全に作業ができませんし、また現場の外に感染をひろげてしまう恐れがあります。目に見えないが細菌やウイルスが存在しているかもしれないと想定して作業に当たります。

新型コロナウイルスについても言えますが、そのウイルスがどういった経路で感染を引き起こすのか知る必要があります。飛沫感染なのか接触感染なのか空気感染、食品や器物を媒介してなのか、または昆虫媒介感染なのか。例えば飛沫感染であれば、人のいない屋外でまで怯えて身構える必要もないということです。そして殺菌、消毒に有効な薬剤は何なのか。どの程度の濃度で効果があるのか。消毒に一般的な次亜塩素酸ナトリウム(ハイターなどですね)でもそれで手洗いしては肌が荒れてしまいますし、高い濃度でやたらに使用すれば場所によっては錆びついたり脱色します。

新型コロナウイルスは未知の部分が多いのですが、できるだけ冷静に、手洗いうがいの励行や素手で眼口鼻に触らないようにするなど感染対策に注意をしつつも、過度に活動を自粛しすぎて健康を害するようなことにならないように、一方に偏りすぎることのないようなバランス感覚が求められているように思います。

 

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